有斐閣

新テキスト・シリーズ y-knot

y-knot ワイノット

2024.11.26
『私たちの日本経済』『これからの広告コミュニケーション』『これからの福祉政策』『社会心理学』の情報を更新

y-knotとは

knotロゴマーク

knotとは,結び目。
大学テキストは,読者と学知がであう結節点に位置しています。

人文社会諸科学の知見・方法論は,決して揺るぎないものではありません。
それは社会とのかかわりの中で,常に洗い直されてきました。
限界も課題も抱えながら,問い悩み挑み続けてきました。

そう思うと,あなた(you)にも似ていませんか。
だからぜひ,学んでほしい。
私たち(yuhikaku)も,お手伝いします。

学んだ先で向き合えば,きっと社会は違って見えるはず。
Why not?

コンセプト

“学問を通して社会とつながろう”

生きた学問を学ぶことは,社会を知ること。
そのために,さまざまな工夫を凝らしました。

『現実からまなぶ国際経済学』では……
データを多用した説明や,個別具体的な事例を盛り込んだ理論の解説,初歩的な実証分析方法の紹介など,既存のテキストにはあまりみられない要素を取り入れています。

(「はしがき」より)

目指す到達点

当事者として,社会とつながる

自分の問題を再構成し,社会の問題と邂逅する。
教科書だからこそ,できることがあります。

『これからの教育社会学』では……
あなたのまわりの社会がどのようにできあがっているかについて,教育を一つの手がかりにしながら考えるのが教育社会学である。(略)あなたのまわりの世界を理解するために,社会学の考え方の補助線を引いてみる。

(第Ⅰ部 Introduction より)

社会とつながり,他者と対話する

多彩なアウトプットが求められる時代。
何よりも,他者とのフェアな対話の基盤を築きます。

『心理学スタディメイト』では……
私からの問いかけとして「正解のない問題」を随所に置き,皆さんが私との対話を楽しみながら独自の考えを育てていけるように工夫しました。

(「まえがき」より)

反響

多くの媒体で取り上げていただきました!

メディア掲載情報
  • ・『読売新聞』(2024年2月25日付朝刊)書評 評者:苅部直・東京大学教授
  • ・『ファイナンス』(2023年11月号)書評 評者:武田一彦氏(国税庁)
  • ・『読売新聞』(2023年6月2日付朝刊)「竹森俊平の世界潮流(STEP UP)」
  • ・『週刊エコノミスト』(2023年4月11・18日合併号)「Book Review」書評 評者:井堀利宏・政策研究大学院大学名誉教授

さらに読者のみなさまから,
「レイアウトがよい」「Quizで概要がつかめる」「Chapter structureが便利」「ウェブサポートで理解が深まる」
などのお声もいただいております!

仕様

  • 体裁

    • 四六判
    • 横組み
    • 並製・カバー装
    • 300頁内外
  • 構成

    (部 ・) 章構成が基本。
    各書目 10~15 章程度で,
    講義テキストとしても使いやすく。

  • レイアウト

    コンパクトな判型ながら,
    洗練され引き締まった紙面で,
    学びやすさを追求しました。

  • 全書目での取り組み

    各章はQuiz(クイズ)からスタート

    • 興味喚起や,前提知識の提供,問題意識の共有を目的に,バラエティに富んだ問いかけが並びます。

    Chapter structure(本章の構成)で解説の流れを把握

    • 章頭の図解や箇条書きで,各章のポイント・構造を一望します。
  • 重点的な取り組み

    Report assignment(レポート課題)等で
    積極的なアウトプットを促進

    • 良質なインプット→アウトプットの好循環を支援すべく,各章を読み終わった後にじっくり考える課題を意識的に設けました。

まずは内容見本をご覧ください。

刊行開始後はぜひ,各書目の「立ち読み」コーナーでもお確かめください。

本シリーズの書目は全点,弊社ウェブサイトの書誌詳細ページ(各書目ごと)において,
「立ち読み」として一部紙面を公開いたします。 お楽しみに!

ウェブサポート

本シリーズの書目は全点,ウェブサポートをご提供いたします(お申し込みが必要なものもございます)

  • 全書目での提供内容

    • Chapter structure(本章の構成)
    • 引用・参考文献
    • 予習課題(ウェブ・オリジナルも含む)
  • 各書目ごとの提供内容(予定を含みます)

    • 補論
    • インタビュー動画
    • 映像紹介
    • 講義スライド
    • Quiz/テスト・バンク など

ウェブサポートのサンプルはこちら

ウェブサポートの一覧はこちら

※各書目,準備が整い次第,公開してまいります。
公開いたしますと,下記の個別書籍紹介欄に「ウェブサポートはこちら」ボタンが表示されます。

ラインナップ

幅広いニーズを想定し, 3つのグループでラインナップを展開

  • 1Kakeru

    大学での学びへ

    身の回りの関心から,
    学問の世界に誘います。

  • 2Musubu

    しっかり修める

    理論と現実の両方を見据えながら,
    各領域の考え方を身につけます。

  • 3Tsumugu

    より深く新しく

    高度な学修を視野に,既存の枠組みを
    超える可能性にも挑みます。

分野・科目

政治学
政治学/行政学/国際政治学/日本政治/中国政治/比較政治学/政治心理学 ほか
経済学
ミクロ経済学/マクロ経済学/ゲーム理論/計量経済学/国際経済学/国際協力/労働経済学/財政学/金融論/国際金融論/ファイナンス論/中小企業論/社会保障 ほか
経営学・商学
経営学/経営戦略/経営組織/流通/マーケティング/マーケティング戦略/広告コミュニケーション ほか
社会学・社会福祉
国際社会学/教育社会学/メディア論/ジェンダー論/障害学/福祉政策 ほか
心理学
心理学/心理学研究法/サイエンティスト・プラクティショナー/社会心理学/教育・学校心理学/障害心理学/感情・パーソナリティ心理学 ほか
教育学
教育学/教育方法/特別支援教育 ほか

その他分野・科目も鋭意準備中!

既刊・近刊

新刊

権力を読み解く政治学

羅 芝賢・前田 健太郎/著

  • 本書の特長
  • 目次

政治学の大きな論争の流れをたどりながら,政治学の面白さを理解する

被治者の視点に立ち,「思想」「経済」「軍事力」「制度」の4つの角度から政治権力の働きを読み解く政治学のテキスト。西洋と東アジアを対比しつつ,国民国家を前提につくられた民主主義の可能性と限界を論じます。古典を題材とした問答形式のコラムも充実。

序章
 第Ⅰ部 基本的な考え方
第1章 政治権力と暴力
第2章 国家
 第Ⅱ部 国民国家の成立──なぜ世界は一つになれないのか
第3章 国民を創る思想
第4章 国民経済の成立
第5章 軍事力と国家の拡大
第6章 制度と国家の安定
 第Ⅲ部 国民国家の民主主義──その理想と現実
第7章 民主主義の多様性
第8章 市民とは誰か
第9章 メディアと世論
第10章 集団と政治
第11章 選挙の戦略
第12章 政党と政党システム
第13章 政策決定
終章
  • 2023年12月18日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/394ページ
  • 定価 2,640円(本体 2,400円)
  • ISBN 978-4-641-20008-1
著者からのメッセージ

政治学に親しみを感じるための方法を1つご紹介します。政治ニュースを見ながら,「ジョン・ロックさんならどう思うかな」「カール・マルクスさんなら何をいうかな」と思考をめぐらせてみるのです。もちろん,ロックやマルクスの著作を先に読まなければなりません。(羅)

昔から,1人で考えている時よりも,他人と話している時のほうが,うまく考えがまとまります。この教科書も,2人の著者で議論しながら書きました。実は,歴史上の政治思想家の多くも,無類のおしゃべり好きだったそうです。もしかすると,それが政治の本質なのかもしれませんね。(前田)

こちらもおすすめ!
政治学の第一歩(新版)

合理的選択理論の視点で書かれた教科書。混沌とした政治現象の背後に首尾一貫した論理を見出す。

政治学入門

リベラル・デモクラシーの由来を探る。基本的な用語の意味から丁寧に解説しており,初学者に最適。

既刊

活かすゲーム理論

浅古 泰史・図斎 大・森谷 文利/著

  • 本書の特長
  • 目次

「使う」ためのコツを伝授します!

ゲーム理論を応用して実際に使えるようになるために,モデル化のコツを初学者向けにわかりやすく解説した画期的な入門書。身近な話題やビジネス,政治,社会問題など幅広い事例を分析。経済学だけではなく,経営学や政治学などを学ぶ読者にも最適な一冊。

序 章 ゲーム理論という武器を持って
第1章 誰がためにサクラエビを分けるのか:支配戦略
第2章 ゲーム機の仁義なき戦い:ナッシュ均衡
第3章 運を天に任せない:混合戦略
第4章 均衡へ向かって進め: 進化動学
第5章 信じられる脅し:部分ゲーム完全均衡
第6章 情けは人の為ならず:繰り返しゲーム
第7章 戦争が終わるとき:ベイジアン・ナッシュ均衡
第8章 内容のない広告が教えてくれること:完全ベイジアン均衡
終 章 「活かすゲーム理論」のスゝメ
  • 2023年03月02日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/402ページ
  • 定価 2,750円(本体 2,500円)
  • ISBN 978-4-641-20005-0
著者からのメッセージ

私は大学生の時に,様々なトピックに応用され,論理的に厳密に,直感に反する結論を導き出すゲーム理論の魅力に,あっと言う間に引き込まれました。何より楽しいことは,自分で「あーでもない,こーでもない」とモデルを色々といじくりながら考えていく時間です。一緒に,至福の時間をすごしませんか?(浅古)

ゲーム理論は,利害関係だけでなく,他者への予見-観察-自らの意思決定の連関を描く,豊かな社会理論です。本書では数学を高校程度に抑えつつ,この理論の核を胡麻化しなく,様々な事例で「活かす」ために深め,着実に理解してもらうことに努めました。(図斎)

ゲーム理論を初めて学んだ時を振り返ると,理論の緻密さに「カッコよさ」を感じる一方で,「わかる」ことの難しさを思い出します。本書の内容は授業/ゼミで実際に使ってみて,つまずきやすい点をより丁寧な説明に書き直しました。しっかりとした理解を基礎に,理論を「活かす」楽しさを体感してもらえると嬉しいです。(森谷)

こちらもおすすめ!
ゲーム理論・入門(新版)

ゲーム理論のエッセンスをコンパクトに学べるスタンダード・テキスト。

ゲーム理論で考える政治学

政治家の汚職など,誰もが気になる政治問題を題材にゲーム理論を学べる入門書。

ゲーム理論ワークブック

豊富な演習と丁寧な解説で,問題の解き方を確実に身につけられる演習書。

近刊

私たちの日本経済

宮本 弘曉/著

  • 本書の特長
  • 目次

日本経済の課題を「自分ごと」にして考える

日本経済が直面するさまざまな課題を,豊富なデータとともに身近な視点から解説します。知識の習得にとどまらずに,自分自身の生活や仕事にも結びつけて解決策を考えることで,明るい未来を築くための第一歩を本書から踏み出しましょう!

第Ⅰ部 何が問題?
 第1章 衰退途上国──親より良い生活はできない!?
 第2章 安いニッポン──物価と金融政策
 第3章 働き方が問題だ──労働市場
 第4章 日本の借金は世界一!?──財政政策
 第5章 格差拡大の真実──所得格差と貧困問題
 第6章 国民生活は安心なのか?──社会保障
 第7章 日本企業はどこへ?──国内投資と競争力
 第8章 地球が直面する問題──気候変動とエネルギー問題
第Ⅱ部 解決できる?
 第9章 誰もが希望を持てる日本へ──少子化対策
 第10章 人々の可能性と活力を生かす社会へ──労働市場改革
 第11章 将来にわたっての安心を──財政健全化
 第12章 人々の可能性を引き出す──教育改革
  • 2024年12月20日発売予定
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/320ページ
  • 定価 2,420円(本体 2,200円)
  • ISBN 978-4-641-20013-5
著者からのメッセージ

日本経済は,私たちの日常生活と切り離せない存在です。決して遠い世界の話ではなく,日々の暮らしや未来,そして次世代にも深く関わっています。
私が日本経済に強い関心を抱くようになったのは,大学1年生のときに受講した日本経済の講義がきっかけでした。日本や世界の経済が自分たちの生活にどれほど大きな影響を与えているのかを知り,その衝撃は今でも鮮明に覚えています。
本書では,日本経済を「自分ごと」として捉え,問題意識を持って考えることの大切さをお伝えしたいと思っています。それによって,皆さんの視野が広がり,生き方や未来への考え方が大きく変わると信じています。
このささやかな一冊が,皆さんにとって日本経済の現状や課題を深く理解する手助けとなり,日本の明るい未来を築くのに少しでも役立てば,これに勝るよろこびはありません。

こちらもおすすめ!
日本経済論・入門 第3版

戦後の経済発展と現在との共通点と相違点を明らかにし,いま何が必要かを示した入門テキスト。

新 入門・日本経済

基礎から発展まで体系的に学べる構成に変更し,学びやすさがさらに向上した好評のロングセラー。

既刊

現実からまなぶ国際経済学

伊藤 萬里・田中 鮎夢/著

  • 本書の特長
  • 目次

「脱グローバル化時代」の国際経済学

米中貿易摩擦やコロナ禍,ウクライナ戦争などで,国際貿易をめぐる情勢は揺れている。経済データや政治・経済情勢から国際経済を説明し,理論部分でも企業名や商品名,時事的な話題により社会とのつながりを意識。「現実からまなぶ」国際経済学のテキスト。

序 章 国際経済学は社会にどう役立つか
 第Ⅰ部 グローバル化する世界と国際経済学
第1章 世界経済をデータでみる
第2章 グローバル化と保護主義
第3章 企業のグローバル化
 第Ⅱ部 なぜ貿易は行われるのか
第4章 技術が貿易を決める――リカード・モデル
第5章 生産要素が貿易を決める――ヘクシャー = オリーン・モデル
第6章 規模経済性と貿易――新貿易理論
第7章 新・新貿易理論――メリッツ・モデル
 第Ⅲ部 貿易問題と解決の枠組み
第8章 貿易政策(基礎編)――小国・完全競争
第9章 貿易政策(応用編)――大国・不完全競争
第10章 多国間の枠組み――地域統合・WTO・FTA
第11章 グローバル化と格差
補論 重力方程式のStataによる実行:基礎編
  • 2023年1月20日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/348ページ
  • 定価 2,420円(本体価格 2,200円)
  • ISBN 978-4-641-20001-2
著者からのメッセージ

学生時代にゼミでバングラデシュを訪れ,後に貧困層への小口融資でノーベル経済学賞を受賞したユヌス教授のグラミン銀行を視察する機会に恵まれました。経済学は抽象的でとっつきにくいという印象を抱いていましたが,講義で学んだことが現地の実情に合わせて応用され貧困緩和に寄与していることに経済学の可能性を強く感じました。本書でも,国際経済学が貢献できる可能性を感じ取れるよう現実の例と結び付けた解説を心がけました。(伊藤)

奈良の正倉院には8世紀頃の宝物がおさめられています。中国,インド,イラン,ギリシャ,ローマなど外国文化の影響を受けた宝物や舶来品もあり,正倉院はシルクロードの終着点であるといわれます。このように奈良時代にすでに日本は海外との交流を持っていました。もちろん,現代のグローバル化は奈良時代とは比べ物になりません。国際経済学を学ぶ意味はかつてなく大きくなっています。本書が学習の一助になれば幸いです。(田中)

こちらもおすすめ!
国際経済学をつかむ(第2版)

部分均衡(需要・供給分析)に絞って,貿易の利益や政策の効果を説明。より入門的なテキスト。

はじめて学ぶ国際経済(新版)

国際貿易だけでなく,国際金融・開発経済も一緒に学べ,かつコンパクトな一冊。

自由貿易はなぜ必要なのか

日常生活との関わりの中から自由貿易のメリットとデメリットを整理。次に読む一冊として。

既刊

地域とつながる中小企業論

長山 宗広・遠山 恭司・山本 篤民・許 伸江/著

  • 本書の特長
  • 目次

未来志向の新しい中小企業論のテキスト!

日本の企業の99%を占め,多様な中小企業。中小企業の経済的・社会的な役割とその存在意義を,とりわけ地域というつながりの場に見出す。サステナビリティとウェルビーイングの新時代における中小企業の姿を描き出す,未来志向のテキスト。

序 章 地域とつながる中小企業論
 第1部 中小企業の役割を知ろう
第1章 なぜ中小企業は必要なのか
第2章 ベンチャー・ビジネスと中小企業
 第2部 ものづくりを支える中小企業
第3章 中小企業と下請ビジネス
第4章 地場産業・産地の中小企業
 第3部 地域経済・コミュニティを支える中小企業
第5章 地域経済と中小企業
第6章 地域コミュニティと中小商業
 第4部 持続可能な社会を実現する中小企業
第7章 持続的発展と中小企業
第8章 ウェルビーイングと中小企業
 第5部 中小企業を支援する制度を知ろう
第9章 中小企業金融を学ぶ
第10章 中小企業政策を学ぶ
補 論 中小企業論を学んでフィールドに出かけよう
  • 2024年2月24日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/334ページ
  • 定価 2,420円(本体 2,200円)
  • ISBN 978-4-641-20009-8
著者からのメッセージ

本書は,地域との「つながり」に着目して,サステナビリティとウェルビーイングの新時代における中小企業論としてとりまとめました。従来の中小企業研究の枠組みを受け継ぎつつも,未来志向の新しい中小企業論のテキストとして仕上げています。ワクワク感をもって中小企業を学んでもらえると幸いです。(長山)

人生に影響を与えるような本に出合いましたか。わたしの場合は受験対策用にたまたま読んだ森嶋通夫LSE教授の岩波新書『イギリスと日本』がそれです。国際比較を通じて日本を理解する。大学で学問の知的刺激と奥深さを知り,その対象を中小企業に見出しました。本書がみなさんの学問への誘いになることを願っています。(遠山)

本書を読んだ皆さんには,1つでも,2つでもよいので中小企業の魅力を発見し,興味や関心をもってもらいたいと思っています。また,なぜ,自分が魅力を感じたり,興味・関心を抱いたりしたのか,その原因を探るために,中小企業の現場に足を運びフィールドワークに取り組むことをお勧めします。(山本)

中小企業は身近な存在でありながら,異質多元ゆえに,つかみどころのない存在でもあります。本書は,地域とのつながりという切り口で,多様な視点から中小企業について考察しています。各章を紹介したグラフィックやフローチャートも参考にして,ぜひ,中小企業のおもしろさをみつけてみませんか。(許)

こちらもおすすめ!
中小企業・スタートアップを読み解く

伝統産業から最先端の技術やサービス,地域密着からグローバルな企業まで,幅広く取り上げています。

中小企業・ベンチャー企業論(新版)

様々な視角から多面的に日本の中小企業を捉えたバランスのよい教科書です。

21世紀中小企業論(第4版)

多くの人にとっての働く場であり,自己実現の場である中小企業の多様性を,事例を交えながら描きます。

近刊

これからの広告コミュニケーション

広瀬 盛一・岸谷 和広・田部 渓哉・峯尾 圭/著

  • 本書の特長
  • 目次

社会とつながるIMC(統合的マーケティング・コミュニケーション)

y-knotに広告論のテキストが登場。顧客とのコミュニケーションを広告活動に組み込む「インターネット時代の広告」の姿を届けます。統合型マーケティング・コミュニケーション(IMC)理論を下敷きに,広告業界の実例や最新動向を紹介。

序章 これからの広告コミュニケーションについて考える
第1章 マーケティングとIMC──あらゆる接点が「広告」になる
第2章 広告コミュニケーション実施のための組織──広告主,広告会社,媒体社の機能と役割
第3章 コミュニケーション・プロセス──情報のやり取りとしての広告
第4章 広告目標──プロセスに分解して予算を決める
第5章 クリエイティブ戦略──メッセージが形になるまで
第6章 メディア・プランニング──最も効率的にメッセージを届けるために
第7章 マスメディア──特性に応じた情報を届ける
第8章 サポート・メディア──生活に溶け込む広告
第9章 デジタル・メディア──インターネット時代の広告のあり方
第10章 効果測定──数値で広告を評価する
第11章 広報・PR──社会と向き合うコミュニケーション
第12章 規制・ルール──社会を守るための決まりづくり
第13章 社会的・倫理的・経済的側面──よりよい世界のための広告
  • 2024年12月24日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/336ページ
  • 定価 2,310円(本体 2,100円)
  • ISBN 978-4-641-20010-4

既刊

国際社会学・超入門移民問題から考える社会学

樽本 英樹/著

  • 本書の特長
  • 目次

最も易しい入門書

グローバル化という急激な社会変動のなか,わたしたちはいかに社会を理解し,生きていけばよいのか。移民をめぐる身近な話題から出発し,流布されがちな「神話」を客観的な事実やデータによってとらえ直す。国際社会学の基礎的な用語や理論も学べる超入門書。

第Ⅰ部 基礎編
第1章 国際移民とは「旅」である
第2章 グローバル化のなかの出会い
第3章 「食」と「文化」のグローバル化
 第Ⅱ部 現代編
第4章 「ヨーロッパ難民危機」はなぜ「危機」だったのか?
第5章 日本は移民を受け入れるべきなのか?
第6章 重国籍はいけないことなのか?
 第Ⅲ部 未来編
第7章 恋は国境を超えられるか?
第8章 市民権から見た領土問題の不思議
第9章 ポピュラーカルチャーのグローバル化
  • 2023年10月26日発売
  • y-knot Kakeru 四六判並製カバー付/278ページ
  • 定価 2,200円(本体 2,000円)
  • ISBN 978-4-641-20007-4
著者からのメッセージ

国際社会学と聞いて,難しそうだと思いますか。私が1990 年代初めに勉強し始めた頃は,教科書など存在せず,難しくて苦労しました。でも21 世紀に学ぶ読者のみなさんは大丈夫。本書があります。「旅」や「出会い」や「恋」など親しみやすいトピックから入り,ちょっと応用的な内容までみなさんを丁寧に導きます。「国際」にあこがれながらも英語などまったく話せなかった私が理解できたのです。みなさんなら,きっと国際社会学のおもしろさに開眼することでしょう。

こちらもおすすめ!
国際社会学 改訂版

国際社会学の定番教科書。本格的に学びたいと思ったとき,次に読む一冊として。

現代人の国際社会学・入門

国際社会学をトランスナショナリズムと地域研究の観点からまとめた入門書。

マイノリティ問題から考える社会学・入門

第2部では,国際化する日本社会とエスニック・マイノリティへの視線を問います。

既刊

これからの教育社会学

相澤 真一・伊佐 夏実 ・内田 良・徳永 智子/著

  • 本書の特長
  • 目次

「自分の経験」を超えて教育と社会の関係をとらえるために

いじめや不登校,貧困家庭や移民の子どもの教育など,さまざまな課題を社会学の知識や概念で見直すと,何が見えてくるのか。教職を志す人をはじめ,広く教育問題に関心がある人におすすめの新しい入門テキスト。巻末にはキーワード解説も掲載。

 第Ⅰ部 あなたと社会の関係から考える教育
第1章 あなたは誰?――教育社会学の考え方入門
第2章 試験と学歴から考える教育
第3章 格差と不平等から考える教育
 第Ⅱ部 家族から見た教育
第4章 教育の場としての家庭
第5章 ジェンダーと子育て
第6章 学校のなかの家族
 第Ⅲ部 学校を生き抜く
第7章 見えない教育問題
第8章 善と悪の間から
第9章 「子どものため」の陥穽
 第Ⅳ部 マイノリティから問う教育と社会
第10章 マイノリティの子どもの排除と包摂
第11章 移民の子どもの多様な学びの場
第12章 ともにつくる教育と社会へ
  • 2023年1月20日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/278ページ
  • 定価 2,310円(本体価格 2,100円)
  • ISBN 978-4-641-20003-6
著者からのメッセージ

教育社会学は,人が社会で生きる上で,今まで気づかなかった生きづらさに気づくかもしれないけれども最後に希望が残るパンドラの箱のような学問だと思います。この本を通じて,一緒にパンドラの箱を開けてみませんか?(相澤)

こちらもおすすめ!
教育の社会学(新版)

不登校,幼児教育,ジェンダー,学歴社会の4つの身近なテーマから教育を読み解く。

現代教育社会学

階層や格差,若者の仕事への移行などを入口に,教育社会学の理論と知見を網羅したテキスト。

既刊

これからのメディア論

大久保 遼/著

  • 本書の特長
  • 目次

メディア論を編みなおす

身近なメディア経験から出発し,広大な領域の探索へ。メディアの仕組みと歴史を知ることで,感受性と解像度を高め,これからのメディアを使いこなすためのヒントを見つける。壮大なスケールの社会構造の変容を,気鋭の著者が一貫した視点で描き出す。

第1章 メディア論とは何か
第2章 新しいメディア研究の潮流
第3章 写真と撮影のメディア史
第4章 映画と投影のメディア史
第5章 音楽番組とシンセサイザー
第6章 ライブ空間とストリーミング
第7章 都市空間のメディア化
第8章 情報都市と大規模再開発
第9章 横断的な映像文化の形成
第10章 ハリウッドとシリコンバレー
第11章 移動体通信とデータ主導型社会
第12章 感染症と新しい日常
  • 2023年1月20日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/358ページ
  • 定価 2,530円(本体価格 2,300円)
  • ISBN 978-4-641-20000-5
著者からのメッセージ

メディア論は机上の学問ではなく,伝統的に実践や創造とのつながりが強い学問領域です。本書とウェブサポートでは,メディア論の基礎を解説するとともに,実践的な関心にも役立つような,さまざまな知識,アイデア,技術を提供するように努めました。本書を通じて得た関心や発見を,ぜひ今後の構想や企画や制作に結びつけて,皆さんの「これから」の設計につなげていただければ幸いです。

こちらもおすすめ!
メディア文化論(改訂版)

方法,歴史,実践という観点からメディアと社会の関係をとらえ,その全体像に迫る概説書。

メディア社会論

スマホやSNSなど身近なものから出発し,メディアと社会の関係を一から学べる入門テキスト。

映像文化の社会学

日常生活にあふれる映像文化から,人間と社会の姿を浮かび上がらせる。

近刊

これからの福祉政策ローカルの視点から考える

畑本 裕介・木下 武徳/著

  • 本書の特長
  • 目次

「相談支援業務の主流化」を理論的に捉えるはじめてのテキスト

分権やガバナンス,相談支援業務の主流化といった,特に2010年以降に大きく変容した福祉政策を正しく理解するために,地域の視点を活かしてわかりやすく解説する。これからの福祉政策のあり方を見据える入門テキスト。社会福祉士養成カリキュラムに対応。

第Ⅰ部 福祉政策の基礎理論
 第1章 福祉政策とは何か
 第2章 福祉政策の歴史
 第3章 社会問題の変化
第Ⅱ部 福祉政策の政策過程
 第4章 政策手段──普遍主義と選別主義を中心に
 第5章 福祉政策と政策過程
 第6章 福祉政策とガバナンスの変化
 第7章 福祉政策の計画と評価
第Ⅲ部 福祉政策の実施体制
 第8章 福祉政策の実施体制1──ローカル・ガバメントの形態変化
 第9章 福祉政策の実施体制2──公私関係論の変化
 第10章 相談業務の発展
 第11章 ローカル・ガバメントの専門性・裁量
 第12章 福祉政策と自治体財政
第Ⅳ部 福祉政策の実際
 第13章 大都市自治体の福祉政策──大阪市の生活保護
 第14章 中小自治体の福祉政策──豊中市・野洲市の生活困窮者支援
 第15章 福祉政策の展望
  • 2024年12月20日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/340ページ
  • 定価 2,200円(本体 2,000円)
  • ISBN 978-4-641-20012-8

既刊

これからの障害心理学〈わたし〉と〈社会〉を問う

中島由宇・沖潮満里子・広津侑実子 編

  • 本書の特長
  • 目次

「わかったつもり」を揺さぶる

社会の視点,私の視点から,生の声とともに学び,障害のある人の心に接近します。「わかったつもり」を揺さぶり「何かが変わる」につながるよう,ツール(Quiz,エクササイズ等)やWebサポートも充実【公認心理師カリキュラム対応テキスト】。

序 章 障害とは何か――障害と〈わたし〉と〈社会〉をめぐる問い
 第Ⅰ部 障害の理解と支援のために
第1章 障害の「外」からの理解
第2章 障害の「内」からの理解
第3章 支援は誰が誰に行うのか――障害の支援とは①
第4章 支援の縦糸と横糸――障害の支援とは②
 第Ⅱ部 障害の心理的支援
第5章 身体障害とは何か
第6章 身体障害の心理的支援
第7章 高次脳機能障害の理解と支援
第8章 精神障害とは何か
第9章 精神障害の心理的支援
第10章 発達障害とは何か
第11章 発達障害の心理的支援
第12章 重症心身障害の理解と支援
  • 2023年03月08日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/330ページ
  • 定価 2,200円(本体 2,000円)
  • ISBN 978-4-641-20004-3
著者からのメッセージ

皆さんと同じ大学生の頃,私はご縁あって障害のある子どもたちと出会い,それまで知らなかった豊かな世界を教えてもらいました。皆さんのこの本との出会いが,それとどこか似たような体験をもたらすものとなり,さらには実際の交流の扉をひらくきっかけになればと願っています。(中島 由宇)

私には障害のある家族がいますが,自分がまだまだ知らなかった,障害のある人の生活世界について,本書の編集を通して考えることができました。これまで障害のある人とのかかわりの有無にかかわらず,自分にとっての当たり前が揺らぎ,その当たり前を問い直す体験を,味わっていただければ嬉しいです。(沖潮 満里子)

障害のある人の声,家族の声,支援者の声,各著者の声,社会の声など,たくさんの声から作られている書籍です。ぜひそれぞれの声にふれてもらいたい,そして,読者の皆さんの声も響かせてもらいたいと思っています。(広津 侑実子)

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近刊

社会心理学社会を動かすもの・変える力

杉浦 淳吉・尾崎 由佳・村山 綾/著

  • 本書の特長
  • 目次

日常にあふれる課題や違和感を読み解く思考法が身につく――学んだ先に見える社会とは

私たちの日常や社会にあふれる課題を読み解く思考法が身につき,〈わかる〉+〈変わる〉につながるテキスト。日常の疑問や怒り,傷つき,生きづらさ……その違和感をとっかかりに学べるから,わかりやすい。学びを促すツール(クイズやレポート課題等)も充実。

序章 息苦しさを読み解く――社会心理学の思考法
●第1部 社会・集団のダイナミズム
第1章 それはほんとうに自分が決めたこと?――行動・意思決定に影響を与えるもの
第2章 偏見・差別はなぜ起こる?――他者や社会を見るバイアス
第3章 不寛容はなぜ起こる?――状況の力が生み出す不安
第4章 葛藤はなぜ起こる?――いざこざから紛争まで
●第2部 社会のなかの個を生きる
第5章 自分を知り,自分を動かす――社会と切り離せない自己のはたらき
第6章 わたしの世界とあなたが見ている世界――社会的認知とバイアス
第7章 ぶつかりあうのは恐い?――親密な対人関係,コミュニケーション
●第3部 社会を変える・動かす
第8章 社会を変える・動かすコミュニケーション――合意形成から行動変容まで
第9章 「だれかのために」が生まれるとき――向社会的行動
第10章 チームや組織が活性化するために――集団意思決定とリーダーシップ
終 章 心地よさが生まれるとき――社会心理学で考えてみる
  • 2024年12月10日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/278ページ
  • 定価 1,980円(本体 1,800円)
  • ISBN 978-4-641-20011-1
著者からのメッセージ

わたしたちが抱える「息苦しさ」に立ち向かい,社会を動かし変えていくために社会心理学はどう貢献できるのか,それが本書のキーコンセプトです。世の中にはすでに多くの社会心理学の優れたテキストが出版されています。そのなかでも,本書は,読者と一緒になって考え,さまざまな身近な問題を解きほぐしていくことを目指しました。単に応用的な知識の活用方法を紹介するのではなく,人間や社会を理解する際の社会心理学の発想を理解できるようになるということを重視しました。
現実の生活において,社会心理学の実験から得られた知見がそのまま使えるとは限りません。なるほど社会心理学で習ったとおりだと実感できることは大事ですが,むしろそれが裏切られたときこそ,もう一度,社会心理学の基本的な考え方に立ち返って,自分の頭で考えてみてください。そして皆さん自身の経験をもとに,本書で説明されている内容に自分の言葉で反論してみてください。(杉浦淳吉)

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社会心理学(補訂版)

社会心理学を体系的に学ぶために,本書の次に読む1冊として。

複雑さに挑む社会心理学(改訂版)

「適応」「マイクロ─マクロ関係」をキーワードとして,統合的な視点から「人間の社会性」を追究。

進化と感情から解き明かす 社会心理学

私たちの社会的判断や社会的行動について,進化論のレンズを通してとらえ直す入門テキスト。

既刊

心理学スタディメイト「心」との新しい出会いのために

廣中 直行/著

  • 本書の特長
  • 目次

心理学を丸暗記で乗り切ってしまったあなたに!

測定法から老年心理まで,心の学問の世界を探検しましょう。盛り沢山のこぼれ話・裏話で分野を超えた「知の組み替え」を誘発。詰め込みっぱなしの知識を整理し直すのにも,学問の全体像をつかむのにも最適。あなたの研究の欠かせない友となる1冊。

第1章 心理学へのいざない
第2章 測定・統計――心のゆらぎを数値化する
第3章 感覚と知覚――知っているはずの世界の知らない側面
第4章 認知――世界はアタマのなかにある?
第5章 学習――無常を科学する
第6章 言語――わからないのに使いこなせる不思議
第7章 感情――ゆらぐ心のチューニング
第8章 人格――個性研究古今東西
第9章 集団・社会――「引き」の構図で捉える世の中
第10章 発達――「生き様」の科学
第11章 体の話――体は心の入れ物か
第12章 脳と神経――「わたし」はニューロンの集積か
第13章 精神医学――見えない心にメスを入れる
第14章 心の生物学――生物の機能としての心
第15章 科学とヒューマニズム――心を見つめる2つの目
  • 2023年1月20日発売
  • y-knot Tsumugu 四六判並製カバー付/330ページ
  • 定価 2,530円(本体価格 2,300円)
  • ISBN 978-4-641-20002-9
著者からのメッセージ

2017年から始まった公認心理師制度へは,大きな期待が寄せられています。しかし,まことに網羅的かつ膨大な養成カリキュラムのもとで,断片的な知識の詰め込みに終始してしまう人もいないとはいいきれません。そこで,読者の皆さんが心理学のいろいろな知識に対して自分なりに疑いを抱き,自由に考えた上で「心についての知の組み換え」を試みていただく「誘い水」になれないかと思い,本書は生まれました。
本書の執筆は,私自身が自分の知識を組み直す体験でもありました。通説であっても鵜呑みにすべきではない「未解決の問題」にも多数気づきました。その一端を本書に,正解のない「オープンクエスチョン」として盛り込んでいます。試験問題ではなく,私にも本当にわからないものばかりです。正直に自分をさらけ出しました。
心理学を一通り学んだ人や,人の心に関心を持つ人に,広く手に取ってもらえればと期待していますが,本書には「このぐらいは知ってもらおう」という教師根性の残滓も見え隠れします。もっと自由に,もっと深く,私自身が自分の知を組み替えていかなければなりません。願わくば読者の反響を得て,これからもこの作業に取り組んでいきたいものです。

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心理学・入門(改訂版)

各分野の基礎を押さえるには本書から。「ポピュラー心理学」にはないホンモノの面白さ。

はじめて出会う心理学(第3版)

ヒトの進化を軸に基礎理論を解説。この1冊で心理学の基本をカバーできます。

ゼロからはじめる心理学・入門

素朴な疑問から読み進められる構成で,WHITEBOARDなど,読んで,見て,考えさせるツールも豊富です。

既刊

これからの教育学

神代 健彦・後藤 篤・横井 夏子/著

  • 本書の特長
  • 目次

ようこそ教育学へ

教育学がわかる&もっと考えたくなる!講義→問いの構成で,初学者にも学びやすいテキスト。講義で学んだ理論や概念をふまえつつ,現代社会が抱える課題に,問いを立て,探究する「教育学的思考」を促します。学修をサポートするツールも充実。(教職コアカリ準拠)

第Ⅰ部 概念を鍛える──人間形成の理念・思想
第1章 知に恋い焦がれる学び
第2章 教えることの思想史
第3章 子どもが育つということ
第4章 学校という難問
 第Ⅱ部 史実に学ぶ──学校と社会の歴史
第5章 日本における近代学校のはじまり──1870─1900年代
第6章 大衆化する教育──1910─30年代
第7章 戦時下の教育,そして戦後へ──1940─50年代
第8章 成長する経済,そのとき若者は──1960─70年代
第9章 問われる学校の価値──1980年代以降
 第Ⅲ部 これからを教育学する
第10章 学力/能力を教育学する
第11章 学校と地域を教育学する
第12章 ジェンダーとセクシュアリティを教育学する
第13章 テクノロジーを教育学する
  • 2023年09月27日発売
  • y-knot Musubu 四六判並製カバー付/262ページ
  • 定価 2,090円(本体 1,900円)
  • ISBN 978-4-641-20006-7
著者からのメッセージ

人が世界と出会うということ。ありふれたようでいて,しかしじつはそうそう起こることでもない,そしてだからこそかけがえのない,そんな瞬間を手繰り寄せるチャレンジを,教育といいます。人はそれぞれユニークな存在で,彼ら彼女らが生まれ落ちるこの世界は日々移り変わっていて,だからそれらをつなぐ教育もまた,極まるということがない――なるほど教育とは,ずいぶん分の悪いチャレンジかもしれません。そして,だからこそ,面白い。
わたしたちは本書で,人類史に残る知の先達たちとともに,学ぶこと,教えること,子どもという存在,学校という教育の方式を問いました。また,わたしたちにとってなじみ深いその学校というものの可能性と限界を,歴史に学び考えました。そうして磨き上げた教育学的思考を手に,現代の教育の難問にチャレンジしました。本書はわたしたちの格闘の記録で,そして読者のみなさんへの誘いでもあります。さあ,教育学という学問を通して,教育と,社会と,そしてこの世界の未来とつながりましょう。

ようこそ,教育学へ。
(神代健彦)

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