序 章 マイノリティと差別との根を問う(西原和久) 第1部 社会的マイノリティの視点から問う個人と社会──生きづらさをこえる社会関係づくり 第1章 女性差別を身体論から考える(堀田裕子) 第2章 障害者とともに生きる(後藤悠里) 第3章 外国籍の子どもと向き合う──学校におけるマイノリティと地域(安林奈緒美) 第2部 もうひとつのマイノリティ問題──国際化する日本社会とエスニック・マイノリティへの視線 第4章 異民族を売り物にする──エスニックマイノリティの観光商品化(阿部純一郎) 第5章 日系ブラジル人の30年を考える──家族と居住地(山口博史) 第6章 在日コリアン・差別・ヘイトスピーチ──歴史から問いなおす(郭基煥) 第7章 越境するチャイニーズとともに生きる(中村圭) 第3部 地域社会をこえて──マイノリティ問題への新たな動き 第8章 部落差別から日本社会を見つめ直す(杉本学) 第9章 ハンセン病者へのまなざし(小坂有資) 第10章 「被爆者」と「被曝者」から差別を考える(徳久美生子) 第4部 差別をこえる──脱差別の理論と実践 第11章 環境と難民の問題をドイツに学ぶ(保坂稔) 第12章 社会運動でマイノリティの存在を知らせる(佐藤直樹) 第13章 マイノリティ/マジョリティを問い直す(杉本学) 第14章 差別をこえていく──沖縄からの視点(西原和久) 終 章 現代社会のその先へ──ポスト近代のゆくえ(西原和久) |
※『北東アジア研究』(2022年3月号)に書評が掲載されました。評者は,濱田泰弘・島根県立大学教授。 |