【特集】市町村合併の促進をめぐって ◇(座談会)市町村合併の課題と論点……川島 正英/木村 仁/斎藤 誠/成田 頼明 ◇「市町村の自主的合併の推進方策等に関する調査研究報告書」の概要について……松浦 正敬 ◇クレジット取引の病理現象……長尾 治助 ◇なぜ多重債務に陥るのか――若者の場合について考察する……加藤 敬 ◇消費者側からみた個人信用情報の問題点……日台 松子 ◇クレジットカード犯罪の防止策について……尾田 真言 ◇多重債務者の経済的更生……安彦 和子 ◇クレジットカード規制法案が想定する被害者像――あるべき法規制を求めて……木村 達也 〔論説〕 ◇セクシュアル・ハラスメント(上)――使用者責任を巡る法律論を中心として……上田 純子 ◇マーストリヒト条約とフランス憲法(下)……ジュラール・コナック/辻村 みよ子((訳)) ◇「臓器の移植に関する法律案」関連の二つのワーキング・グループの検討報告書について……中谷 瑾子 ◇現代裁判の位置と特質の理解をめぐって(下)――「第三の波」理論の批判的検討……田中 成明 ◇新労働時間法制について……宮川 晃 ◇男女雇用機会均等法に基づく指針と女子労働基準規則の改正について……金成 真一 ◇ドイツの新盗聴法案……井上 正仁 ◇アメリカにおけるディスカバリの改正について……林田 学 〔書評〕 松井茂記著『裁判を受ける権利』……笹田 栄司 〔時の判例〕 ◇商法676条2項にいう「保険金額ヲ受取ルヘキ者ノ相続人」の意義/生命保険の指定受取人の法定相続人と順次の法定相続人とが保険金受取人として確定した場合の各保険金受取人の権利の割合と民法427条の適用――最3小判平成5・9・7……田中 豊 ◇船荷証券が発行されている商品の輸出取引による収益を船積みの時点で計上する会計処理と一般に公正妥当と認められる会計処理の基準/船荷証券が発行されている商品の輸出取引による収益を取引銀行による荷為替手形の買取りの時点で計上する会計処理と一般に公正妥当だと認められる会計処理の基準――最1小判平成5・11・25……綿引 万里子 ◇新株発行差止請求の訴えから変更された新株発行無効の訴えが出訴期間の遵守に欠けるところがないとされた事例――最1小判平成5・12・16……大橋 弘 ◇商法260条2項1号にいう重要な財産の処分に当たるか否かの判断基準/会社の総資産の約1.6パーセントに相当する価額の株式の譲渡が商法260条2項1号にいう重要な財産の処分に当たらないとはいえないとされた事例――最1小判平成6・1・20……野山 宏 ◇家庭裁判所が先に少年法17条1項2号の観護の措置が採られていた事件の差戻しを受けた場合に改めて同号の観護の措置を採ることの可否(積極)――最2小判平成5・11・24……青柳 勤 〔商事判例研究〕 ◇預託金制ゴルフクラブ会員の除名の効力と会員権の消滅時効――東京地判平成3・10・15……出口 正義 ◇一人会社における取締役会の承諾のない株式譲渡の効力――東京高判平成2・11・29……小野寺 千世 〔労働判例研究〕 看護婦見習の通学関連費用に関するいわゆるお礼奉公と返還義務の存否・範囲――横浜地川崎支判平成4・7・31(第2国道病院事件)……岩出 誠 〔JURIST NOTE〕 臓器の移植に関する法律案…… 〔巻頭随想/随想〕 「名誉教授」あれこれ……高田 卓爾 〔租税判例研究〕 相続税法55条本文にいう「相続分」と相続分の譲渡――最3小判平成5・5・28……三木 義一 〔憲法訴訟研究会〕 精神障害により無罪となった者の拘禁とデュープロセス――FOUCHA V. LOUISIANA, 112 S. CT. 1780 (1992)……津村 政孝 〔海外法律情報〕 ◇フランス――「生命倫理3法案」に動き……岡村 美保子 ◇アメリカ――「ブレイディ2」法案……清水 隆雄 〔JURIST TOPICS〕 消滅への道歩む社会党/利害一致した米日独の金融政策協調/安定成長目指す米の公定歩合引上げ/社会常識に近づいたいじめ訴訟の判決……