【特集】生物多様性のこれから――COP10を踏まえて ◇はじめに●交告尚史……4 1_名古屋議定書 ◇名古屋議定書に関する論点と内容――名古屋議定書はABSの課題をどのように解決したか●礒野弥生……8 ◇ABS法の可能性と課題――生物多様性の保全との関係を中心に●及川敬貴……16 2_愛知ターゲット ◇愛知ターゲットの意義●吉田正人……23 ◇我が国の外来生物問題とその対応●宇賀神知則……31 ◇生物多様性と海洋保護区●八木信行……38 ◇バイオセイフティに関するカルタヘナ議定書第5回締約国会合の成果と課題――「責任と救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書」の採択を中心として●遠井朗子……44 3_里山イニシアティブ ◇SATOYAMAイニシアティブの展望と課題●南川秀樹……52 [法律の窓――新立法探訪] 障害者制度改革の入口●三角啓介……2 [海外法律情報] ◇スウェーデン―基本法改正●木下淑恵……61 ◇アメリカ―国際養子縁組に関する改正法●中川かおり……83 [書評] ◇大澤 彩著『不当条項規制の構造と展開』●後藤巻則……62 ◇山口 進=宮地ゆう著『最高裁の暗闘――少数意見が時代を切り開く』●長谷部恭男……144 [新連載・債権法改正の争点] ◇連載に当たって●道垣内弘人……63 ◇保証取引の類型に応じた法規制/自然人の保証について考える/自然人保証は廃止すべきか/過大な責任からの保証人の保護●渡辺隆生●黒木和彰●矢吹徹雄●齋藤由起……64 [連載・金融商品取引法セミナー〔第17回〕] 追補:内部者取引規制と公開買付規制●岩原紳作(司会)●神作裕之●神田秀樹●武井一浩●永井智亮●藤田友敬●藤本拓資●松尾直彦●山下友信……86 [連載・現代刑事法研究会〔⑦・完〕]裁判員裁判と刑法解釈の在り方 ◇[基調報告]裁判員裁判と刑法解釈の在り方●佐伯仁志……110 ◇佐伯報告に関する若干のコメント●中谷雄二郎……116 ◇[座談会]●山口 厚(司会)●井田 良●佐伯仁志●今井猛嘉●橋爪 隆●中谷雄二郎(ゲスト)……120 [会社法判例速報] 取締役会の譲渡承認決議の無効確認の訴えと訴えの利益――東京地判平成22・6・9●弥永真生……84 [独禁法事例速報] 技術提供契約により国内使用技術の9割が1社の技術となることが問題ないとされた事例――ヤフー・グーグル提携事例――公取委平成22・12・2公表●多田敏明……108 [時の判例] 請負人と雇用契約を締結し注文者の工場に派遣されていた労働者が注文者から直接具体的な指揮命令を受けて作業に従事していたために,請負人と注文者の関係がいわゆる偽装請負に当たり,上記の派遣を違法な労働者派遣と解すべき場合に,注文者と当該労働者との間に雇用契約関係が黙示的に成立していたとはいえないとされた事例――最二小判平成21・12・18●岡田幸人……145 [憲法訴訟研究会] ロバーツ・コートと選挙運動資金規制(2)――FEC v. Wisconsin Right to Life, 551 U.S. 449(2007)●村山健太郎……149 [商事判例研究] ◇行使条件に違反する新株予約権行使に基づく新株発行の効力――東京地判平成21・3・19●荒谷裕子……160 ◇集合債権譲渡担保権の実行に対する再生手続上の中止命令――大阪高決平成21・6・3●沈 奕……164 [労働判例研究] 高年法上の手続違反がある継続雇用基準の効力――京濱交通事件――横浜地川崎支判平成22・2・25●池田 悠……168 [渉外判例研究] 特許権被疑侵害製品のウェッブサイトへの掲載と国際裁判管轄――知財高判平成22・9・15●横溝 大……172