【特集 加藤一郎先生の人と業績】 ◇〔座談会〕加藤一郎先生の人と業績●森島昭夫(司会)●淡路剛久●畔柳達雄●寺田逸郎●宮原守男……8 ◇加藤一郎先生の思い出●星野英一……38 ◇弟子から見た加藤一郎先生●加藤雅信……40 ◇末弟子から見た加藤一郎先生●水野紀子……42 ◇加藤一郎先生の不法行為理論と実践●大塚 直……44 ◇加藤一郎先生の民法解釈方法論――「民法ノート」風●小粥太郎……55 [視点] 国際会計基準採用の法的課題●原田大樹……2 [会社法判例速報] 株主代表訴訟の対象となる取締役の責任の範囲――最判平成21・3・10●弥永真生……64 [海外法律情報] ◇韓国――罰金未納者の社会奉仕執行に関する特例法●白井 京……93 ◇アメリカ――賃金差別に関する法改正●中川かおり……120 [独禁法事例速報] ◇フォワーダーによる燃油サーチャージ等のカルテルと不当な取引制限,課徴金――公取委命令平成21・3・18●泉水文雄……94 [新連載・自治体政策法務]①自治体政策法務の基本構造 ◇「自治体政策法務」の連載開始に当たって ●北村喜宣……66 ◇自治体における執行法務の課題 ●山口道昭……69 ◇自治体における「評価・争訟法務」の意義と課題 ●出石 稔……77 ◇自治体立法法務の課題 ●礒崎初仁……85 [連載・金融商品取引法セミナー〔第4回〕] 公開買付け(4)●池田唯一●岩原紳作(司会)●神作裕之●神田秀樹●武井一浩●永井智亮●藤田友敬●松尾直彦●三井秀範●山下友信……96 [時の判例] 金融機関が民事訴訟において訴訟外の第三者として開示を求められた顧客情報について,当該顧客自身が当該民事訴訟の当事者として開示義務を負う場合に,同情報は,民訴法197条1項3号にいう職業の秘密として保護されるか/金融機関と顧客との取引履歴が記載された明細表が,民訴法197条1項3号にいう職業の秘密として保護されるべき情報が記載された文書とはいえないとして,同法220条4号ハ所定の文書に該当しないとされた事例――最三小決平成19・12・11●髙橋 譲……121 [経済法判例研究] 著作権譲渡と優越的地位の濫用――ソニー・コンピュータエンタテインメント(損害賠償)事件――知財高判平成18・4・12●伊藤隆史……124 [商事判例研究] ◇保険金受取人の相続人による被保険者の故殺――故殺者による保険金請求権の相続と譲渡の可否――東京高判平成18・10・19●後藤 元……128 ◇会社による政治献金と取締役の善管注意義務違反の成否――名古屋高金沢支判平成18・1・11●王 芳……132 [刑事判例研究] 刑訴法328条により許容される証拠――最三小判平成18・11・7●成瀬 剛……136 [労働判例研究] 損害金を退職金から減額することの適法性――PSD事件――東京地判平成20・3・28●野川 忍……141 [租税判例研究] スイス法人を介在させた取引が仮装隠ぺいに当たるとされた事例――東京地判平成20・2・6●川田 剛……144