【特集】会社法制の現代化に向けた課題と展望 〔要綱試案の検討〕 ◇「現代化」の基本方針……江頭 憲治郎 ◇会社法総則・会社の設立……上村 達男 ◇会社の使用人……神作 裕之 ◇合名会社・合資会社・日本版LLC……宍戸 善一 ◇会社区分のあり方……岩原 紳作 ◇株式の譲渡制限・自己株式・種類株式等……山下 友信 ◇株式単位その他の株式・持分関係……前田 雅弘 ◇取締役の対会社責任と代表訴訟……吉原 和志 ◇監査役・会計監査人……黒沼 悦郎 ◇剰余金の分配,資本・準備金……神田 秀樹 ◇組織再編の会計・剰余金の分配・開示……弥永 真生 ◇社債管理の現代化……野村 修也 ◇企業再編対価の柔軟化・子会社の定義……藤田 友敬 ◇擬似外国会社……早川 吉尚 ◇「会社法制の現代化に関する要綱試案」に対する各界意見の概要……相澤 哲/濱 克彦/郡谷 大輔/小舘 浩樹/岩崎 友彦/豊田 祐子/和久 友子 〔別冊付録〕 ◇<資料1>会社法制の現代化に関する要綱試案…… ◇<資料2>会社法制の現代化に関する要綱試案補足説明…… [視点] 動揺する「三位一体の改革」……神野 直彦 [時の判例] ◇「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」(平成11年法律第136号による改正前のもの)2条3項にいう「薬物犯罪の犯罪行為により得た財産」の意義/薬物犯罪を遂行する過程において費消・使用されるものとして犯人が他の共犯者から交付を受けた財産と「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」(平成11年法律第136号による改正前のもの)2条3項にいう「薬物犯罪の犯罪行為により得た財産」/犯罪を実行した翌日に我が国を出国するため所持していた航空券が刑法19条1項2号にいう「犯罪行為の用に供し,又は供しようとした物」に当たるとされた事例/薬物犯罪の犯罪行為を遂行するために費消した上その残額を同行為の報酬として取得することとして共犯者から交付を受けて犯人が所有する金員を全額没収することの可否――最二小判平成15・4・11……上田 哲 ◇捜査機関による押収処分を受けた者の還付請求権の有無/押収物の還付請求却下処分に対する準抗告に理由がある場合に準抗告裁判所がすべき裁判……上田 哲 [海外法律情報] ◇アメリカ―米国における人身取引対策法……中川 かおり ◇スウェーデン―婚姻法典等の改正……木下 淑恵 [商事判例研究] ◇株主代表訴訟における取締役の善管注意義務違反の存否の判断が異なった事例――東京地判平成13・7・26/東京高判平成14・4・25……宮廻 美明 ◇フランチャイザーに対するフランチャイジー等の共同不法行為――横浜地判平成13・5・31……小野寺 千世 [労働判例研究] 「研修生」契約は労働契約に該当するか――ユーロピアノ事件――東京地判平成14・12・25……濱口 桂一郎 [租税判例研究] 固定資産評価委員会の審査決定が審査手続に審理不尽がある違法とされた事例――東京地判平成14・3・7……岸田 貞夫 [渉外判例研究] 婚姻中の日本人とパキスタン人未成年者との養子縁組――東京家審平成15・3・25……大村 芳昭 [連載 生命倫理ケース・スタディ] Case13・完 救急救命士と医療行為……島崎 修次/山口 芳裕/柳澤 厚生/樋口 範雄 [論文] ◇比較法的にみたわが国の情報公開法制の特色……宇賀 克也 ◇イギリスにおける難民認定に関わる不服審判制度……寺尾 美子 ◇ミレニアムの臨床教育:第3の波――CLINICAL EDUCATION FOR THIS MILLENIUM : THE THIRD WAVE……マーガレット・マーチン・バリィ/ジョン・C.デュービン/ピーター・A.ジョイ/道 あゆみ(訳) [連載 民事訴訟審理「理論と実践の架橋」研究会] レポート12 和解の勧試……大江 忠 [研究会 新仲裁法の理論と実務]〔第3回〕 第2章(その1)……上野 泰男/出井 直樹/近藤 昌昭/中村 達也/三木 浩一/山本 和彦 [学会予告] 2004年度 春季学会予告……