【特集】倒産法制見直しの課題 ◇倒産法改正に何を望むか(座談会)……青山 善充／伊藤 眞／菅原 胞治／田原 睦夫／広瀬 寿勇／松嶋 英機 ◇倒産法一本化の是非と問題点……福永 有利 ◇国際倒産の立法的課題……山本 和彦 ◇消費者倒産法制の創設……宮川 知法 ◇倒産企業の経営者の責任……中島 弘雅 ◇破産法における立法的課題……三木 浩一 ◇和議手続の立法的課題……河野 正憲 ◇会社整理における立法的課題……四宮 章夫 ◇特別清算の立法的課題……多比羅 誠 ◇会社更生法の立法的課題……高木 新二郎 ◇倒産法における契約の処理－－双方未履行双務契約の基本原則，賃貸借･請負･雇用……田頭 章一 ◇新種契約の倒産法への取込み－－ライセンス･フランチャイズ契約，デリバティブ等……徳田 和幸 ◇相殺権と相殺禁止の見直し……山本 克己 ◇否認制度の検討課題……加藤 哲夫 ◇倒産法における担保権の実行の規制……上原 敏夫 ◇非典型担保の倒産法への取込み……山本 弘 ◇企業倒産における労働者の地位と労働債権……池田 辰夫 ◇租税債権の取扱い……中西 正 ◇債権者の平等と衡平……高橋 宏志 ◇倒産手続における保全処分……高田 裕成 ◇倒産者の地位……西澤 宗英 ◇債権者集会の現状と基礎的課題……川嶋 四郎 ◇債権確定手続の簡易化……林 伸太郎 ◇倒産手続における機関の再編成……佐藤 鉄男 〔論説〕 捜査手段としての通信･会話の傍受(5)……井上 正仁 〔時の判例〕 ◇遺産である建物の相続開始後の使用について被相続人と相続人との間に使用貸借契約の成立が推認される場合－－最3小判平成8･12･17……野山 宏 ◇譲渡担保権設定者の受戻権放棄による清算金支払請求の可否－－最2小判平成8･11･22……長沢 幸男 ◇不法行為により傷害を被ったことに基づく損害賠償の額を定めるに当たり被害者の身体的特徴をしんしゃくすることの可否/交通事故により傷害を被ったことに基づく損害賠償の額を定めるに当たり首が長いという被害者の身体的特徴をしんしゃくすることはできないとされた事例－－最3小判平成8･10･29……長沢 幸男 ◇呼気検査を拒んだ者を処罰する道路交通法120条1項11号と憲法38条1項－－最1小判平成9･1･30……三好 幹夫 ◇再審請求段階で新たに提出された証拠により確定判決の有罪認定の根拠となった証拠の一部について証明力が大幅に減殺された場合における刑訴法435条6号にいう｢無罪を言い渡すべき明らかな証拠｣に当たるか否かの判断方法/再審請求段階で新たに提出された証拠により確定判決の有罪認定の根拠となった証拠の一部について証明力が大幅に減殺されても右新証拠が刑訴法435条6号にいう｢無罪を言い渡すべき明らかな証拠｣に当たらないとされた事例－－最3小決平成9･1･28……中谷 雄二郎 〔商事判例研究〕 ◇編集著作権の保護範囲－－ウォール･ストリート･ジャーナル事件－－東京地判平成5･8･30，東京高判平成6･10･27……潮海 久雄 ◇フランチャイズ事業の中止と権利金の返還－－浦和地判平成5･11･30……井上 健一 〔労働判例研究〕 労働協約における配転条項の解釈－－名古屋高判平成7･8･23(よみうり事件)……野川 忍 〔渉外判例研究〕 法人との間にしか仲裁条項がない場合に，米国法を適用して法人代表者への請求にも妨訴抗弁を認めた事例－－東京高判平成6･5･30……早川 吉尚 〔随想〕 ｢対話的理性｣の制度化……荒川 重勝 〔租税判例研究〕 法人の課税所得金額の計算上，減価償却資産の取得価額につき，消費税相当額を含めて算定することも許容されるとされた事例－－静岡地判平成7･10･13……堺澤 良 〔憲法訴訟研究会〕 議員の任期制限－－U． S． TERM LIMITS， INC． V． THORNTON， 115 S． CT． 1842(1995)……高見 勝利 〔海外法律情報〕 ◇タイ－－国務院法制委員会について……飯田 順三 ◇ドイツ－－公務員制度の改革……齋藤 純子 〔立法短信〕 成年後見制度に関する高齢者財産管理法学研究会の検討状況……玉上 信明 〔経済法判例研究会〕 入札談合に対する不当な取引制限罪の適用－－東京高判平成8･5･31……岡田 外司博 〔司法記者の眼〕 不親切すぎた玉ぐし料違憲の大法廷判決…… 〔ジュリスト書評〕 江口隆裕著『社会保障の基本原理を考える』……秋元 美世 〔学会予告〕 1997年度 春季学会予告……
