【巻頭エッセイ】 記録し,記述を続け,見えなくなる被害に抗う研究を(原口弥生) 【特集】 環境と農業の持続可能性 有機農業運動の展開にみる〈持続可能な本来農業〉の探究(桝潟俊子)/「個人化社会」と農業と環境の持続可能性のゆくえ──クオリティ・ターン以後(大倉季久)/水辺コミュニティの水利用史からみた農業の持続性──有明海干拓農村における水田稲作農業の持続理由(牧野厚史) 【小特集】 農業の多様な展開 有機農業とIPM──就農20年間と最近の変化について(畑俊八)/有機農業の技術の組み立て方と持続可能性──果樹農家の実践から(澤登早苗)/原発事故災害を乗り越えて,多様な人がかかわる農の価値(菅野正寿)/東日本大震災に対する地域のレジリアンス――福島県二本松市旧東和町の有機農業とコミュニティを例に(石原英樹) 【論文】 焼畑先住民社会における資源利用制度の正当性をめぐる競合──インドネシア東カリマンタン州・ベシ村の事例(寺内大左) 【研究ノート】 国際的環境保全制度の地域による使いこなし──綾ユネスコエコパークを事例に(大元鈴子・中川千草) |