【巻頭エッセイ】 鬼頭秀一 【特 集】 環境社会学のブレイクスルー 環境社会学のブレイクスルー─言説の統治を超えて(池田寛二) 黒子の環境社会学─地域実践,国家政策,国際条約をつなぐ(井上 真) 想起によるレジリエンス概念の再構成について(大塚善樹) 風評被害のポリティクス─名づけの〈傲慢さ〉をめぐって(三浦耕吉郎) 生に「よりそう」─環境社会学の方法論とサステイナビリティ(福永真弓) 【論 文】 日本の気候変動政策ネットワークの基本構造─三極構造としての団体サポート関係と気候変動政策の関連(佐藤圭一) コミュニティビジネスにおける非経済的活動の意味 ─滋賀県高島市針江集落における水資源を利用した観光実践から(野田岳仁) 「提携」における“もろとも”の関係性に埋め込まれた「農的合理性」─霜里農場の「お礼制」を事例として(折戸えとな) 中国の森林をめぐる重層的権利関係の意義と課題─資源利用の効率性・公平性・持続性からの考察(平野悠一郎) 福島第一原子力発電所事故をめぐるリスクと被害のありか─障害者が直面する介助者不足に焦点を当てて(野澤淳史) 高レベル放射性廃棄物をめぐる「公共圏の豊富化」の試みについての分析 ─日本学術会議「回答」と原子力委員会「見解」(定松 淳) 【国際シンポジウム報告】 持続可能性と環境社会学(湯浅陽一) |