第1部 排除や差別という現象から世の中を考える 第1章 排除と差別の社会学を考える2つの基本 第2章 部落差別の今は……?──「部落」・「部落民」の表象のゆくえ 第3章 「当事者」は差別や排除を語るのか?──〈ジモト〉の在日コリアンとともに感じたこと 第2部 個別の問題を手がかりとして 第4章 「身体」をあたりまえに生きるために──「マタニティ・ハラスメント」という問題 第5章 「ひきこもり」からの問題提起 第6章 学校空間における排除と差別 第7章 解放の政治から生成の政治へ──「ゲイ」というカテゴリーの意味転回 第8章 女性カップルの子育て願望への反発に見る排除のかたち──「子どもがかわいそう」をめぐるポリティクス 第9章 モザイクとしての「障害者問題」 第10章 「ユニークフェイス」から「見た目問題」へ 第11章 「民族」との向きあい方──在日コリアンの歴史と日本社会の対応 第12章 「復興災害」の空間と多文化的現実──21年目の被災地を歩きなおす/見つめなおす 第13章 原爆問題について自由に思考を巡らすことの困難 第14章 原発事故による避難について考えるために──生活の再建をめぐるジレンマ |