挑戦するフェミニズム -- ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えてフェミニズムは今,何を議論すべきか
上野 千鶴子 (東京大学名誉教授,NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長),江原 由美子 (東京都立大学名誉教授)/編
2024年08月発売A5判並製カバー付 , 332ページ 定価 3,190円(本体 2,900円) ISBN 978-4-641-17499-3 Feminism Keeps Challenging : Beyond Neoliberalism and Globalization
社会学 > 女性学・男性学・ジェンダー
|
序 章 今フェミニズムは何を議論するべきなのか──グローバリズムとネオリベラリズムを超えて(江原由美子) 第1章 再生産費用の分配公正を求めて──家父長制と資本制・その後(上野千鶴子) 第2章 グローバル資本主義と再生産領域の金融化──「フェミニズムの相貌を気取る新自由主義」を異化するフェミニズムを(足立眞理子) 第3章 資本主義批判としてのフェミニズム──マルクス主義フェミニズムを振り返る(伊田久美子) 第4章 生産中心主義批判から,リベラリズムとの対抗へ──第二波フェミニズム理論はいかに継承されてきたか(岡野八代) 第5章 「男性稼ぎ主」型が命と暮らしを毀損している──社会政策の比較ジェンダー分析による洞察(大沢真理) 第6章 ケアの再公共化とフェミニズムの政治──福祉国家・ケア・新自由主義(山根純佳) 第7章 女性の貧困の再考察──長期時系列データから(阿部彩) 第8章 女性労働のゆくえ──能力発揮をフェミニズムはどのようにとらえるか(金井郁) 第9章 フェミニズムと戦争・軍隊──21世紀の新たな難問(佐藤文香・児玉谷レミ) 第10章 フェミニズムの新自由主義化に抗う──女性解放の現代的課題(三浦まり) |