アートプレイスとパブリック・リレーションズ | 有斐閣
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アートプレイスとパブリック・リレーションズ

アートプレイスとパブリック・リレーションズ -- 芸術支援から何を得るのか

企業のお手本がない時代にじっくり味方を増やす方法

川北 眞紀子 (南山大学教授),薗部 靖史 (東洋大学教授)/著


2022年12月発売
A5判並製カバー付 , 282ページ
定価 3,410円(本体 3,100円)
ISBN 978-4-641-16605-9
Art Place and Public Relations: What Do Companies and Organizations Gain from Supporting the Arts?

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デジタル化とコモディティ化が進む現代,アートの「場」から得られる知見や着想,地域や文脈とのつながり,そして真正性は,企業にとって有益なものである。アートプレイスの構築から企業が得られるものとは何か。取材と分析から得られた知見をもとに伝えていく。

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目次
序 章 アートプレイスへの注目
第1部 メディアとしてのアートプレイス
 第1章 企業と芸術とのかかわり 第2章 ビジネスにとってのアートプレイス
第2部 事例研究1 オウンド・アートプレイス
 第3章 工藝作家が育つ場をつくり,「文化をたのしむ,くらし」を届ける:日本毛織株式会社「工房からの風」 第4章 芸術家との交流が「資生堂らしさ」を育み,企業文化が事業を駆動する:資生堂ギャラリー,資生堂アートハウス 第5章 「よく生きる」をともに考える地域社会の要:ベネッセアートサイト直島 第6章 創業の精神が宿る2つの場所を起点とした芸術支援:サントリー美術館とサントリーホール 第7章 地域に愛される存在をめざした関係づくり:トヨタコミュニティコンサート
第3部 事例研究2 ペイド・アートプレイス
 第8章 美術を通じたステークホルダーの結節点:大原美術館 第9章 つながりをつくる社会包摂型の芸術劇場経営:可児市文化創造センターala(アーラ) 第10章 クリエイターとの協働によって企業のマインドセットを刷新する:ロフトワーク 終 章 アートプレイスの形態が生み出すコミュニケーション効果
補 論 本書が依拠する概念と理論
 補論1 アートプレイスの役割 補論2 企業と社会のあいだ 補論3 企業のコミュニケーションと文化芸術

受賞

第18回(2023年度)日本広報学会賞(優秀研究奨励賞)
2023年 日本広告学会賞 学術著書部門 学会賞

書評等

※『文化経済学』20巻2号(2023年)に書評が掲載されました。評者は,伊吹勇亮・京都産業大学准教授。
※『マーケティングジャーナル』Vol.43,No.2(2023)に書評が掲載されました。評者は,大西浩志・中央大学准教授。→閲覧はこちら
※『日経広告研究所報』328号(2023年4月・5月号)に,著者・薗部靖史先生による「コーポレート・コミュニケーションにおけるアートプレイスの活用」が掲載され,本書が紹介されています。
※『週刊エコノミスト』(2023年3月7日号)の「Book Review」に書評が掲載されました。評者は,藤原裕之氏(センスクリエイト総合研究所代表)。 →記事を読む(週刊エコノミスト Online)
※『宣伝会議』2023年3月号(No.977)の「今月の注目の書籍」に掲載されました。

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