学力・心理・家庭環境の経済分析 -- 全国小中学生の追跡調査から見えてきたもの教育と経済の課題に,確かなエビデンスを!
赤林 英夫 (慶應義塾大学教授),直井 道生 (慶應義塾大学准教授),敷島 千鶴 (帝京大学教授)/編著
2016年06月発売A5判並製カバー付 , 274ページ 定価 3,410円(本体 3,100円) ISBN 978-4-641-16473-4 An Economic Analysis of Academic Ability, Non-Cognitive Ability,and Family Background: Primary Findings from a Panel Survey of Japanese School-Age Children
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第1章 経済格差の再生産と教育の役割─子どもと家庭の追跡調査はなぜ必要なのか? 第2章 日本子どもパネル調査(JCPS)の方法─追跡調査はどのようにして行われるのか? 第3章 親の経済力と子どもの学力─家庭環境は学力形成にどのような影響を与えるか? 第4章 学力の所得階層内格差─経済要因は学力の個人差にどのような影響を与えるか? 第5章 親の社会経済的背景と子どもの問題行動・QOL─家庭環境は非認知能力の形成にどのような影響を与えるか? 第6章 米国のデータを用いた比較分析─世帯所得と学力・心理の関連は日米で異なるか? 第7章 子どもの発達と出生時の健康─出生時体重は教育達成にどのような影響を与えるか? 第8章 教育投資と経済格差─家庭環境は教育費支出にどのような影響を与えるか? 第9章 親の学校参加と子どもの学力─ソーシャル・キャピタルは学力形成にどのような影響を与えるか? 補論 回帰分析とパネルデータの基礎 |
※『日本労働研究雑誌』2017年4月号で取り上げていただきました。評者は川口俊明・福岡教育大学准教授。 |