<法律編集局> 法律編集局 実務書編集部「実務」を看板とする部として2023(令和5)年4月に誕生しました。月刊ジュリストと実務書を中心に担当しています。「ジュリスト」は実用法律雑誌として,1952(昭和27)年に創刊し,現在は「ビジネスロー」を中心とした特集や判例解説をメインに構成しています。「実務書」のイメージは人それぞれかと思いますが,読者の皆様から「実務で役立つ」と評価いただけるような書籍を「実務書」と位置づけ,様々な可能性を模索しながら,「学術書・学習書」と対をなす有斐閣のブランドとして成長していきたいと思っています。発足間もないこともあり手探りが続きますが,部員一丸となって作業に取り組んでいます。 学習書編集部法(律)学を学ぶための書籍と「法学教室」を担当します。「法学教室」は,1980年創刊の学習法律雑誌です。「法学を学ぶ」といっても,扱う領域は広く,内容や方法も様々です。どのような企画をし,編集をすると,読者の皆様のニーズに応え,法学の魅力を伝えられるのか,そして,法学教育に資することができるのかを考え,実践しています。学術出版社として法学の発展に貢献できるよう,伝統的な本作りを大切にしつつ,社会の変化や価値観の多様化といった時代の要請に応ずべく,テキストシリーズの開発など,新しい課題にも挑戦しています。 注釈書・判例百選編集部部署名のとおり,注釈書と判例百選を中心に担当しています。注釈書とは,条文の意味内容を客観的に明らかにし,個別的・具体的な問題に対して的確な解答が導かれるよう整理した書籍です。判例百選は,法律学を学ぶ際の教材として,各分野100件程度の判例の判旨と解説を収録しています。そのほか,学習・実務に必要な概念・用語等を説明する辞典,1年間の判例を概観したうえで,厳選した重要判例に関する解説を収録した重要判例解説なども担当しています。いずれも1冊当たりに関わる人数が多い刊行物ばかりですから,編集部員で協力して作業に当たっています。 六法編集部年に1回,読者の用途に合わせた4種類の六法『六法全書』『有斐閣判例六法Professional』『有斐閣判例六法』『ポケット六法』と『国際条約集』などを刊行しています。多くの法令の中から,各六法収録法令を適切に取捨選択し,読みやすい形に編集して提供しています。内容の正確性のほか,参照条文や関連判例の要約を掲載する等,法令内容の理解に役立つ編集上の工夫も試みています。 有斐閣Online編集部2022年11月、有斐閣の新しいサブスクリプションサービス「有斐閣Online」がスタートしました。このサイトの運営を担う部署として、誕生しました。具体的な業務内容は、有斐閣Onlineオリジナル記事の企画・編集、サイト改善・改修の提案、法人契約対応など多岐にわたります。これからの時代のニーズに合致するような新しいサービスの提供を目指してまいります。 校閲部法律の書籍について,原稿を入手してから刊行に至るまでの過程で,必要とされる原稿内容のチェック(校閲)をする部署です。チェックする事項は多岐にわたりますが,条文や裁判例の記述が正しいか,引用が正確になされているか,といった原典確認,文章の意味内容が正しいか,理解しにくい記述はないか,などの素読み確認,が主となります。これまで定評を得てきた当社の校閲の水準を維持すべく,日々努力しています。 書籍編集第二部社会科学・人文科学にかかわる分野(法学以外)を幅広くカバーする編集部です。経済学・経営学,政治学,社会学・社会福祉学,心理学,教育学などの分野について,学界の動向を見据えながら,本づくりに取り組んでいます。大学教育におけるニーズに応えうる教科書・教材,さらに,学界の知見を広く届けられるような書籍を刊行しています。 デジタル出版部雑誌,書籍を電子化し,新たな付加価値を付けたコンテンツの開発を行っています。『ジュリストDVD』を始めとするDVD製品の他に,Webによる電子雑誌・書籍配信にも注力しており,法科大学院向けWebサービスとして誕生した重要判例検索サービス(『Vpass』)はコンテンツを拡充し,『有斐閣オンライン・データベース』として幅広くご利用いただいております。 営業部書籍・雑誌の宣伝・販売と商品管理を主な業務としています。宣伝業務では,新聞・雑誌の広告,目録,ホームページ,メールニュースなど様々な媒体を利用して小社の商品を読者にご紹介しています。販売業務では,毎月刊行される大学テキストや研究書・専門書等を読者のニーズに迅速・的確にお応えし,できるだけ早くお手許へお届けすべく,仕事をしております。具体的には,販売データを駆使して全国主都市の特約書店や大学生協店に過不足なく新刊を配本したり,各店を訪問して新刊の情報をお届けして注文をいただいたりしています。商品管理業務では,有斐閣サービスセンターと協力して在庫品の管理,売上データ分析,返品の処理等の仕事を行っています。 業務部本づくりのなかでも資材調達・印刷製本管理・装幀デザインを主な業務としている部署です。多くの取引先(用紙代理店・印刷会社・製本所・グラフィックデザイナー)にご協力を頂きながら,実際に「本」という形を作り出す仕事をしています。時代に即したデザイン・より読みやすい誌面・より堅牢な造本を目指しつつ,読者の皆様に当社の刊行物をタイムリーにお届けすべく日々取り組んでいます。 総務部総務担当と経理担当の2つのセクションに分かれています。総務担当は,経営補佐,各部門補佐,全社的活動の推進,全社的コミュニケーション管理,コンプライアンス,人事・労務管理の6つの基本的業務など,より良き会社づくりの「黒衣」が基本です。経理担当は,日々の取引を正確に記録し,財務諸表等の作成・税務の申告などを行う「経理業務」と,資金繰りの管理・金融機関との折衝などを行う「財務業務」の2つの基本的業務を担っています。出版社ならではの印税・原稿料の管理・支払も行っています。 |