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二国間と多国間をめぐる日本外交

二国間と多国間をめぐる日本外交

二国間外交と多国間外交を総体的に捉える

国際政治 212号

日本国際政治学会/編


2024年03月発売
A5判並製 , 238ページ
定価 2,200円(本体 2,000円)
ISBN 978-4-641-49004-8


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戦後日本外交史研究では,日米や日中といった二国間外交を中心に優れた研究が生み出され,国際機関やサミットなどの多国間外交についても研究が進みつつある。本特集では,二国間外交と多国間外交の交錯という新たな視点から戦後日本外交の特質を明らかにする。
目次
「二国間と多国間をめぐる日本外交」(高橋和宏)
「ガット35条対日援用問題──自由貿易,帝国,冷戦,ナショナリズム」(鈴木宏尚)
「GATT35条援用撤回問題と日英通商航海条約──対日貿易差別をめぐる日英外交 1959─1962」(山口眞人)
「官邸における東南アジア外交の模索──佐藤栄作総理の1967年東南アジア・大洋州諸国歴訪と訪米」(中西友汰)
「核物質をめぐる国際協議と日本外交──国際プルトニウム貯蔵構想,1978─1982」(武田悠)
「苦悩する「経済大国」──東京サミット(1979年)と日本外交」(白鳥潤一郎)
「商業捕鯨モラトリアム(1982年)をめぐる日本外交──IWCへの幻滅から対米交渉へ」(長史隆)
「冷戦終結過程での日本の対中外交──多国間外交の文脈のなかで」(若月秀和)
「国連安保理非常任理事国としての日本のカンボジア外交――日タイ工作と決議七九二号」(村上友章)
「インド太平洋地域秩序をめぐる日豪の多国間と二国間外交の比較──脅威の性質と地理的近接性の視点から」(畠山京子)
独立論文1本/書評論文/書評
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