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ネット社会と民主主義 -- 「分断」問題を調査データから検証する
やはり「分断」はある。では,いかなる意味で…?
辻 大介 (大阪大学准教授)/編
2021年11月発売
A5判並製カバー付 ,
254ページ
定価 3,190円(本体 2,900円)
ISBN 978-4-641-17472-6
Internet Society and Democracy in Japan: Examining the Issues of Social Divides from Survey Data Analysis
○在庫あり
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インターネットが8割を超えて普及する時代を迎え,世論の分断や党派対立はますます激しくなったかのように見える。しかし,そこで生じている「分断」とは,いったいどのようなものなのか。社会学・社会心理学におけるネット研究の碩学たちが分析するネット社会と民主主義のゆくえやいかに…?
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序 章 ネット社会と民主主義の「分断」問題〔辻 大介〕 第1章 ネットの影響は強力なのか――社会学の観点からの理論的検討〔鈴木謙介〕 第2章 ネットは政治的意見への接触を偏狭にするか――安倍政権に対する支持と意見を題材に〔北村 智〕 第3章 ニュースへの接触パターンは政治的態度とどのように関連しているか〔小笠原盛浩〕 [コラム1] リベラル紙/保守紙購読者の現在形――彼ら/彼女らの政治的態度・社会経済的地位はどう異なるか〔渡辺健太郎〕 第4章 ネットは自民党支持を固定化させるのか――3時点にわたる追跡ウェブ調査データからの検証〔田辺俊介〕 第5章 誰がなぜ改憲に賛成・反対しているのか――自由記述データの計量テキスト分析から〔樋口耕一〕 第6章 デジタルネイティブ世代は分極化しているか〔浅野智彦〕 [コラム2] 「嫌韓嫌中」意識とTwitterでの発信行動――発信の有無と頻度の違いに着目して〔齋藤僚介〕 第7章 SNSは他者への一般的信頼を損なうか――パネル調査データによる検討〔三浦麻子〕 第8章 ネットは人を異なる意見に不寛容にするか〔河井大介〕 第9章 ネットは世論を分極化するか――政権支持と改憲賛否を中心に検証する〔辻 大介〕 終 章 ネット社会と民主主義のゆくえ〔辻 大介〕
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第38回(2022年度)電気通信普及財団賞 テレコム人文学・社会科学賞(奨励賞)
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※『社会と調査』30号(2023年3月号)に書評が掲載されました。評者は,前田幸男・東京大学教授。 ※『週刊現代』(2022年9月17日号)の「リレー読書日記 マスメディアの影響力は現代社会でどの程度のものか,研究者の知見から考察する」で紹介されました。紹介者は,石戸諭氏(記者・ノンフィクションライター)。 ※『朝日新聞』(2022年1月29日付朝刊)に書評が掲載されました。評者は,犬塚元・法政大学教授。 →記事を読む ※『週刊文春』(2022年2月3日号)の「私の読書日記 冷戦,ネットと社会,生活の練習」で紹介されました。紹介者は,吉川浩満氏(文筆家)。
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