第1部 社会学の方法 「社会」の発見と社会学の誕生/社会的事実/存在と当為/方法論的個人主義と方法論的集合主義/統計帰納法,数理演繹法,意味解釈法/概念構成と命題構成/理論研究と実証研究/内在的批判と外在的批判 第2部 概念構成─概念によって社会をとらえなおす 【ミクロ社会学】自我と自己/行為類型/地位と役割/パターン変数図式/社会化/日常生活世界/自己呈示と相互行為儀礼/エスノメソドロジー/エイジェンシーと構造/言語行為と言説 【メゾ社会学】基礎集団と機能集団/支配と権力/官僚制と近代組織/フォーマル・グループとインフォーマル・グループ/アノミーと同調・逸脱/信頼/社会関係資本/近代家族とジェンダー/感情労働と疎外/社会的承認 【マクロ社会学】規範と制度/構造と機能/階級・階層と社会移動/大衆社会/伝統指向・内部指向・他者指向/消費社会/公共性と市民社会/社会運動/受益圏と受苦圏/正義/リベラリズムとコミュニタリアニズム/エスニシティとナショナリズム/家父長制とフェミニズム/資本主義と世界システム 第3部 命題構成─社会のメカニズムとトレンド 【メカニズム】社会統合と自殺/集団の拡大と個性の発達/合理化のパラドクス/相対的剥奪と準拠集団/予言の自己成就/顕在機能と潜在機能/認知的不協和/ラベリング/秩序問題/社会変動の機能主義的説明/合理的選択と社会的ディレンマ/複雑性の縮減/社会の機能分化/地位の一貫性・非一貫性と政治的態度/ハビトゥスと文化的再生産 【トレンド】機械的連帯から有機的連帯へ/近代化/世俗化/啓蒙の弁証法/生活世界の植民地化/想像の共同体と伝統の創造/文明化/情報化/個人化/リスク社会/再帰的近代化/液状化/ハイブリッド・モダンとグローバル化 |
※『西日本社会学会年報』第18号(2020年3月)に書評が掲載されました。評者は,城戸秀之・鹿児島大学教授。 |