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現代裁判を考える

現代裁判を考える -- 民事裁判のヴィジョンを索めて

民事裁判の審理や機能に対する社会的関心を高める啓蒙書

田中 成明 (京都大学名誉教授)/著


2014年12月発売
四六判上製カバー付 , 346ページ
定価 3,520円(本体 3,200円)
ISBN 978-4-641-12575-9
In Search of A Vision of Policy-Oriented Litigation

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民事司法改革の展開過程を見守ってきた著名な法哲学者の観点から一連の改革が,民事裁判の審理の充実や機能の拡大・拡充の期待に応え,十分な成果を収めているのかどうか,その現況を点検しつつ,主な現代的課題について考察を試みた啓蒙書。
目次
第一章 現代裁判の問題状況と課題
 一 民事裁判の問題状況とその考察のための理論枠組
 二 新民訴法制定・司法制度改革の意義と課題
 三 民事裁判への法哲学的関心
第二章 司法の機能拡大と裁判官の役割
 一 法への視座
 二 転換期の日本社会と司法改革の意義
 三 司法の機能拡大への期待
 四 裁判官の役割の変化
第三章 手続的正義からみた民事裁判の在り方について
 一 現代正義論の展開と手続的正義
 二 手続的正義論の現況
 三 民事裁判における手続的正義
第四章 ハード・ケースにおける裁判官の判断をめぐって
 一 ハード・ケースにおける問題の所在
 二 R・ドゥオーキンの司法的決定理論
 三 裁判官の判断の形成過程とその正当化
 四 判決か和解かについての判断
第五章 法的思考と賢慮(prudentia)の伝統
 一 法的思考へのアプローチ
 二 法的三段論法と法的議論の理論
 三 法的議論の知的地平と構造的特質
 四 裁判官の法的判断と賢慮の伝統
第六章 現代型訴訟への対応・アプローチとその課題
 一 現代型訴訟への対応・アプローチをめぐって
 二 現代型訴訟の現況と主な課題
 三 行政訴訟における対応状況とその課題
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