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第一部 裁判の内と外 実践理性の法的制度化再考──「議論・交渉フォーラム」構想の再定位のための覚書(田中成明) 「訴訟上の和解」の理念と現実──訴訟手続内ADRの特殊性(守屋 明) 民事調停の機能に関する一考察(笠井正俊) 第二部 現代法の構造と機能 法多元主義と私法(浅野有紀) 法的コミュニケーション──ルーマン派システム論から見た現代分析法理学(毛利康俊) 生命倫理とソフトロー(平野仁彦) EU法と国際法──国際法学の観点から(濵本正太郎) 「補完性原理」についての覚書き──ドイツにおける議論をふまえて(服部高宏) 損害賠償と予防原則の法哲学─福島原子力発電所事故をめぐって(中山竜一) 可謬性と統治の統治──サスティーン思想の変容と一貫性について(那須耕介) 第三部 現代法学の変容 消費者契約法の改正と締結過程の規制の見直し──誤認による取消しの現況と課題(山本敬三) 生殖補助医療における法律上の母子関係──ドイツ法を手がかりとして(木村敦子) 行動経済学の規範的意義(川濵 昇) 第四部 現代正義論の変容 行動経済学とパターナリズム(若松良樹) ハーサニ対ロールズ論争の争点(亀本 洋) 優しき巨人は自由侵害の夢を見るか?──共和主義対消極的自由論の新展開(大森秀臣) リバタリアニズムと無政府資本主義(アスキュー・デイヴィッド) 二つのタイプの「文化的文脈を考慮した人権論」──普遍的価値重視型アプローチと文化的文脈重視型アプローチ(土井崇弘) 芸術と正義─芸術政策論争瞥見(平井亮輔) |
◆書斎の窓の「書評」にて,長谷川晃・北海道大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む |