【オンデマンド】 損害概念論序説大阪公立大学法学叢書(大阪市立大学法学叢書) > 大阪公立大学法学叢書(大阪市立大学法学叢書) 56 |
序 章 信頼利益・履行利益とは何か 第1章 ドイツ(旧)瑕疵担保責任法と損害論 積極的契約利益と消極的契約利益の区別 瑕疵担保責任法における「不履行損害」と「瑕疵結果損害」の区別 積極的契約利益・消極的契約利益・完全性利益の区別 第2章 日本の裁判例における「信頼利益」「履行利益」概念について 信頼利益・履行利益概念 損害の性質決定 賠償されるべき損害の範囲 第3章 積極的契約利益・消極的契約利益と差額説的損害把握 損害区分の二つの局面 損害の存在形態 積極的契約利益・消極的契約利益 伝統的な「信頼利益」概念と,原状回復の方向としての消極的契約利益概念 第4章 損害論――日本における学説史と現状 民法典制定前後の議論 損害概念について 損害概念の検討 人身損害賠償論と損害概念 損害論の現状と課題 第5章 損害概念を論ずる意義――「差額説とその批判」の検討 損害賠償の一般理論における差額説批判 人身侵害における差額説批判 |