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損害概念論序説

【オンデマンド】 損害概念論序説

大阪公立大学法学叢書(大阪市立大学法学叢書) > 大阪公立大学法学叢書(大阪市立大学法学叢書) 56

高橋 眞 (大阪市立大学教授)/著


2005年08月発売
A5判上製カバー付 , 246ページ
オンデマンド定価 6,820円(本体 6,200円)
オンデマンドISBN 4-641-91494-X
(原本ISBN 4-641-13428-6)



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*2019年9月オンデマンド対応。
信頼利益・履行利益の意義を裁判例の中で具体的に検証するとともに,両利益の概念と構造を解明する。差額説とその批判論の検討を通じて,統一的な損害概念と個別的な損害概念の関係を考察し,損害算定論において抽象度の高い概念が果たす役割を明らかにする。
目次
序 章 信頼利益・履行利益とは何か
第1章 ドイツ(旧)瑕疵担保責任法と損害論
 積極的契約利益と消極的契約利益の区別
 瑕疵担保責任法における「不履行損害」と「瑕疵結果損害」の区別
 積極的契約利益・消極的契約利益・完全性利益の区別
第2章 日本の裁判例における「信頼利益」「履行利益」概念について
 信頼利益・履行利益概念
 損害の性質決定
 賠償されるべき損害の範囲
第3章 積極的契約利益・消極的契約利益と差額説的損害把握
 損害区分の二つの局面
 損害の存在形態
 積極的契約利益・消極的契約利益
 伝統的な「信頼利益」概念と,原状回復の方向としての消極的契約利益概念
第4章 損害論――日本における学説史と現状
 民法典制定前後の議論
 損害概念について
 損害概念の検討
 人身損害賠償論と損害概念
 損害論の現状と課題
第5章 損害概念を論ずる意義――「差額説とその批判」の検討
 損害賠償の一般理論における差額説批判
 人身侵害における差額説批判
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