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1994年12月発売
四六判 ,
292ページ
定価 1,980円(本体 1,800円)
ISBN 4-641-18225-6
在庫なし
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均等法が施行されて10年になろうとしているのに,女性の賃金が非常に低いのはどうしてか。諸外国で実現されつつある「同一価値労働同一賃金」は日本でも可能か。その実際を検証する。労働法の観点からの賃金論。
新進気鋭の労働法学者と職場における性差別の問題に取り組み続けている女性弁護士2人との共同研究。日本の賃金の仕組み,差別の構造を明らかにし,平等賃金に近づきつつある諸外国――イギリス,アメリカ,カナダ,ドイツ,ECの立法と判例を参考にしながら,「同一価値労働同一賃金」論を打ち出す。
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《主な目次》 プロローグ 女性からの疑問 PART1 なぜ女性の賃金は低いのか PART2 各国の男女同一賃金の現状 イギリス/アメリカ/カナダ/ドイツ/フランス/EC PART3 男女同一賃金をめざして A:同一価値労働同一賃金原則の実現に向けて B:パート賃金の是正のために C:性別による職域分離解消のために エピローグ 女性への期待
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