中世の生活空間 | 有斐閣
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中世の生活空間

中世の生活空間

戸田 芳実/編


1993年08月発売
四六判 , 250ページ
定価 2,563円(本体 2,330円)
ISBN 4-641-07566-2


家政学・生活科学・健康

在庫なし

日本中世の民衆のすがたかたち,動き,ものの見方,扱い方など,その生きていた世界を,ものに即して具体的にえがき出した社会生活史。中世研究のリーダーであった故戸田芳実先生の構想を基に,共同研究のなかから生まれた。イメージがふくらむ新しい中世史。
目次
《主な目次》
1 家――「家」の成立と女性=服藤早苗
 家の成立/重層的家と人々/家を管理する妻と女子労働
2 堂――平安京庶民信仰の場=竹内光浩
 地蔵盆と辻祭/六地蔵めぐりの場/堂の役割/六角堂/他
3 暦――中世農民の四季=木村茂光
 春/夏/秋/冬
4 道――巡礼の道・民衆の旅=戸田芳実
 熊野御山の古風/古道の絵と景観/京中民間の熊野信仰/宿縁の熊野道者/路次の難と死
5 使――使いと民衆=福島正樹
 都鄙往反/さまざまの使い/「使い」登場の背景/ある使い:覚源房僧念慶/使いの諸相
6 海――虎・鬼ヶ島と日本海海域史=保立道久
 「征新羅将軍」藤原利仁/日本海の海民と海上他界観/日本海交易と虎皮/「虎」と武士/鬼ヶ島と鞍馬寺・義経/他
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