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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 法律は、その法律を特定するために、年ごとに公布順で番号が付されており、これを法律番号と呼んでいます。年の途中で元号が変わった場合に法律番号はどう表記されるのでしょうか。平成元年の例を調べてみると、昭和64年1月6日に昭和64年法律第1号が公布され、平成元年1月11日に平成元年法律第1号が公布されていました。どちらも同じ西暦1989年です。平成31年では、どのようになるのか注目しています。(A)

雑誌編集部から……

 雑誌編集部は、ジュリスト班、法学教室班、判例百選班の3班体制です。それぞれの班を編集長がまとめます。部長(私)の口癖は「共有」です。班が目指す価値、部が目指す価値を共有しないことには、良い雑誌・良い百選を作ることができないと考えています(「重要判例解説」の編集は班の枠を越え、雑誌部全体で取り組んでいるので尚更です)。今年1年、雑誌編集部が共有し作り上げる価値が皆様に評価されるよう努力してまいります。(K)

法律編集部から……

 平成最後の年を迎えました。変化の大きな時代、どのような書籍が求められているのか模索しつつ、今年も歩みを進めてまいります。

 ご好評をいただいているストゥディア・シリーズは、待望の民法の1冊目(山本敬三監修『民法4 債権総論』)をはじめ、ラインナップが充実します。新しい試みのテキストや実務に向けた書籍も展開すると共に、法改正に対応した改訂や、学術書の出版にも大切に取り組んでまいります。(Z)

経済・人文編集部から……

 引き続き、今年もストゥディア・シリーズ刊行に力を注いでいきます。昨年末には、経済・社会の中で企業がいかに活動し、いかなる役割を果たしているかを考える『問いからはじめる現代企業』が刊行されました。貧困や生活保護をめぐってはさまざまな誤解があるのではないでしょうか。その誤解を解きながら、よりよい制度・社会の構築へと議論をつなぐ『生活保護と貧困対策』も刊行されています。ぜひ手に取ってみて下さい。(s)

編集後記

 新しい年です。今年こそは、とは毎年思っていることのうち、1つ2つでも実現に向けて行動を積み重ねたい、と思います。

 本号では『社会保障法』座談会を掲載しています。刊行までの10年を振り返りながらの、和やかな収録の様子が伝われば幸いです。

 依田高典先生の連載「行動経済学を読む」が最終回を迎えました。多くの書籍が登場する読書ガイドとしてご好評いただきました。

 昨年刊行の『社会学はどこから来てどこへ行くのか』は多くの書店に置いていただいています。社内では『どこどこ』の略称(愛称)も定着しています(電子書籍の発売も行っています)。

 2月23日に民法(相続法)改正をテーマにした、法律講演会を開催します。会場は神保町の出版クラブビルと、有斐閣からもご近所。Peatixよりお申し込みを受け付けています(新刊案内1月号でも概要を掲載しています)。(K2)

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