編集室の窓

六法編集部から……

　平成30年版の「六法全書」が3月中旬に発売となります。施行日も決まった大改正（債権関係）後の「民法」は、改正のあった条ごとに注記で改正前の条文を掲げ、さらにまとめて現行規定も収録しています。また「重要情報の公表に関する内閣府令」を新収録したほか、平成29年金商法改正に係る政令・内閣府令、年初の刑訴規等の一部改正など可能な限り最新の情報を織り込みました。実務に、学習に、どうぞお役立てください。 （Ｔ）

雑誌編集部から……

　お待たせいたしました！ 民法判例百選刊行です！ と力強くお伝えしたいのですが、「編集室の窓」の原稿締切りは1月で、あれやこれや考えだすと声が小さくなってしまいます。そうは言っても、先生方のご尽力によりお原稿の入手状況が順調なことは力強くお伝えします。皆様の期待を裏切らないよう、早期刊行を目指し、平成29年度重要判例解説の作業と並行しながら、全力で取り組んでまいります。あぁ……言ってしまった……。 （Ｋ）

法律編集部から……

　今年は特に法改正の影響が大きく、新学期に向けてリーガルクエスト、アルマ、Ｓシリーズ等、定番教科書の改訂を順次刊行して参ります。ほかにも『高橋宏志先生古稀記念 民事訴訟法の理論』や学界を代表する先生や気鋭の先生の研究書が続々刊行となりました。また、住友商事・三井物産・三菱商事法務部編『新・国際売買契約ハンドブック』、水町勇一郎『「同一労働同一賃金」のすべて』等の実務書も発売しました。ぜひご一読ください。（Ｆ）

経済・人文編集部から……

　今年もストゥディア・シリーズ刊行に力を注ぎます。激変する世界情勢を捉え、現代の世界の成り立ちを考える『国際政治史』が刊行されます。さらに、岐路に立つ日本企業の人事管理に関して、人的資源管理論に基づいて一連の実務を豊富なトピックスも取り上げつつ解説する『人事管理』を刊行します。他にも『現代アジア経済論』『アメリカ政治史』『公認心理師エッセンシャルズ』など、時代の要請に応える概説書が刊行されます。 （Ｓ）

編集後記

　ノーベル賞経済章受賞（2017年）で注目を集める行動経済学をテーマにした、依田高典先生の『行動経済学を読む』の連載が本号より始まります。読書を通して、行動経済学者の人となりもうかがい知ることができます。

　本号で2つの連載が最終回を迎えます。巻頭のことばの「子ども子育ての現在」では、秋田喜代美先生に、海外の状況と比較しながら日本国内の保育・子育ての実態についてご執筆いただきました。「日本国憲法のお誕生」では江橋崇先生が日本国憲法公布・施行の記念品等を紹介し、日本国憲法がどのように国民に受け止められていたかが明らかにされました。

　また、『大人のための社会科』刊行記念トークイベントの抄録を掲載しました。同書はFacebookページを開いています（アカウント名は「@otoshaka」です！）。書評・イベント情報など、随時更新しております。ぜひご覧ください！ （Ｋ２）