六法編集部から……
あけましておめでとうございます。平成も今年で30年、来年からは新しい元号が始まります。平成においては、カタカナ法令のひらがな化や司法制度改革による立法など、数多くの大改正がありました。小社六法では、判例六法プロフェッショナルの創刊やアプリの開発を行い、時代に合わせて新しい法情報の提供を試みてまいりました。これからも、より使いやすい法令集を目指して刊行してまいります。(A)
雑誌編集部から……
新春の風は新鮮ですが、冷ややかでもあります。雑誌を取り巻く状況も時に冷ややかですが、部員一丸となって新鮮な企画と風を追い求めてまいります。さて、年明けの雑誌編集部は年度内刊行を目指す民法判例百選ⅠⅡⅢと重要判例解説の作業に一致団結して取り組んでいます。もちろん、これと並行し、ジュリスト、論究ジュリスト、法学教室、民商法雑誌の定期雑誌の作業も進めています。本年も全力投球の雑誌編集部にご期待下さい。 (K)
法律編集部から……
新年を迎えると、新学期シーズンに向けたテキスト刊行作業でフル回転となります。新刊テキストや定番テキストの改訂版が目白押しです。どうぞご期待ください。コンメンタールも憲法や民法等、順次刊行を進めていきます。注目・話題の新刊書として、弥永真生=宍戸常寿編『ロボット・AIと法』、藤田友敬編『自動運転と法』や高谷知佳=小石川裕介編著『日本法史から何がみえるか』を刊行します。本年もよろしくお願いいたします。 (G)
経済・人文編集部から……
国際政治をめぐる状況は不透明さを増すばかりで、将来への不安が募ります。そこで、歴史に立ち返って今後の世界を冷静に見通すための確かな視座を養う『国際政治史』が刊行されます。また、現在でも、国際政治という舞台のキープレーヤーであるアメリカの建国以来の歩みをたどる『アメリカ政治史』、そのアメリカで今でも根強い人気を誇る大統領を追った『銀幕の大統領 ロナルド・レーガン』にもご期待ください。 (S)
編集後記
『大人のための社会科――未来を語るために』は昨年9月の刊行からご好評をいただき、版を重ねています。本号では、昨年9月29日に開催したシンポジウムの抄録を掲載しました。有斐閣ホームページでは、開催報告として、動画・当日の写真・参加者の感想等もご覧いただけます。ぜひアクセスしてみてください。また、次号3月号では、同書の執筆者2人が参加した、書店でのトークイベントの抄録も掲載予定です。こちらもお楽しみに!
安部悦生先生「"BREXIT" ―― イギリスのEU「離脱」の歴史的深層」が本号で最終回を迎えます。2016年のEU離脱の国民投票後、各国の状況・関係の大きな変化を実感する1年間のご連載でした。選挙の結果にかかわらず、生活は続きますし、続けなければなりません。
2018年がより実り多い年となりますよう。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。 (K2)