六法編集部から……
「六法全書電子版閲覧サービス」を開始して4年目となりました。これは、平成29年版六法全書をご購入された方に昭和32年版以降、各年版の六法全書のPDFをインターネット上でご覧いただけるものです。電子版では、六法全書の紙面を拡大して読みやすくすることができますし、平成26年版以降の六法全書では条文の検索機能も加えております。平成30年3月31日までのサービスですので、ご購入の方は是非ご活用ください。 (A)
雑誌編集部から……
『平成28年度重要判例解説』が刊行されました。判例百選班を中心に雑誌部全体で編集作業に取り組みました。114件の個別解説と各法分野の編者にご執筆いただいた「判例の動き」は読み応え十分です。『民商法雑誌』がリニューアルしました。2017年4月号(153巻1号)以降、年6冊、偶数月の刊行となります。4月号では「民法(債権法)改正」を特集しました。学術雑誌・民商法雑誌ならではの特集をお楽しみください。 (K)
法律編集部から……
新年度がスタートして1カ月。「START UPシリーズ」に続き、新しい判例学習書が登場します。初めて法律を学ぶ学生に贈る超入門、青木人志著『判例の読み方〜シッシー&ワッシーと学ぶ』。ご期待ください。近年、社会の耳目を集める最高裁判決が数多く出されています。千葉勝美著『違憲審査――その焦点の定め方』は、元最高裁判事の著者が、自身の補足意見を素材に、司法の立ち位置について考察する、注目の一書です。 (Z)
経済・人文編集部から……
この新学期にも、多くの意欲的なテキストを新しく刊行して参ります。教育学の知を凝縮したガイドブック&入門書『教育をよみとく』、課題解決の基本も学べるスタンダード・テキスト『実践 財政学』、大恐慌以降の歩みを多面的に捉える『現代アメリカ経済史』、概念と命題から読み解く新しいタイプのテキスト『社会学の力』、認定心理士に対応した概説書『心理調査の基礎』など、目白押しです。
ぜひ、手にお取りください。 (S)
編集後記
本号から2つの連載が開始します。秋田喜代美先生の「巻頭のことば」連載「子ども子育ての現在」では、教育学・心理学の現場からの気付きが、深町晋也先生の連載「家族と刑法」では、家庭内での犯罪について、実際の事件を参照しつつ、解説されます。一方、佐藤俊樹先生の連載「ウェーバーの社会学方法論の生成」は本号で終了します。ウェーバーについての緻密な論考が展開されました。
昨年末刊行開始した「START UP」シリーズの座談会では、同シリーズの立ち上げのきっかけ、判例学習の重要性等をお話いただきました。エンピツ君のキャラクターも含めて、ぜひ各書を手にとってご確認いただけましたら幸いです。
また、4月から、有斐閣公式キャラクターである「ろけっとぽっぽー」のLINEスタンプを販売しています。ふだんのやりとりにも使いやすいものを揃えています。ぜひご活用ください! (K2)