六法編集部から……
昨年、成立しました改正公職選挙法が今年の6月に施行されます。投票年齢が18歳に引き下げられ、夏に予定されている参議院通常選挙において初めて適用されるようです。新しい感覚を持った多くの有権者が加わることで、どのような社会の動きが見られるのでしょうか。六法編集部では『ポケット六法』『判例六法』やiOSアプリなどで今年も法情報をわかりやすくお届けいたします。どうぞご活用ください。 (A)
雑誌編集部から……
年明けの雑誌編集部は定期雑誌や百選・ムックの編集作業に加え、単行本、重要判例解説の編集作業で、てんてこ舞いです。新年早々息切れすることなく、この年明け、この1年を部員一丸となって乗り切ってまいります。さて、ジュリスト1月号特集は「知的財産法制の動向と課題」、法学教室1月号特集は「国際私法を鳥瞰する」です。先端性・国際性を追求した、時代を象徴する特集に仕上がりました。是非ご一読下さい。 (K)
法律編集部から……
オリンピックイヤーの始まりをいかがお過ごしでしょうか。今年の当編集部の刊行計画では、学問的価値の高い記念論文集が多くノミネートされています。ご執筆の先生方には、限られた時間で、学術論文を生み出すことをお願いしています。生み出すといえば、当編集部はただ今、編集部員の二世誕生ラッシュ。新しい命を育みつつ、編集部員一丸となって、今年も多くの良書を刊行してまいります。本年もよろしくお願いいたします。 (Y)
経済・人文編集部から……
謹んで新年のお慶びを申し上げます。今年も長く読まれ続ける学術書をつくっていけるよう、尽力してまいります。好評のストゥディア・シリーズに、社会福祉分野で第一弾となる『問いからはじめる社会福祉学』が出ます。身近な問いを社会的視点へとつなぐ力を身につけられる新しいテキストです。さらに同シリーズでは、政治学分野で『政治行動論』、経済学分野で『計量経済学の第一歩』が刊行。ますます充実のラインナップです。 (S)
編集後記
池田真朗先生の連載「新世代法学部教育の実践――今、日本の法学教育に求められるもの」が始まります。法学部は本来どういう教育をしてどういう人材を育てるべきか。この大きなテーマに対して、まず「誰のための法学部教育なのか」を考えるところから出発して論が進められていきます。次号以降では、新世代の法学部教育を考える道筋として、教授法、カリキュラム、教材などの実践例を挙げながら検討が加えられます。
また、本号では対談および鼎談を掲載しています。
対談「自著を語らせる――環境法教師からみたストゥディア『環境法』」では、今までの「自著を語る」とは趣向を変え、実際に環境法を教えられている横田明美先生から著者の北村喜宣先生に、最初の読者のひとりとしてご質問いただきました。
前号に続く鼎談「シカゴ・ローエコ見聞録――シカゴ大学夏期セミナーについて(下)」も掲載します。 (M)