六法編集部から……
平成28年版の作業中です。大幅延長も予想される(6月上旬現在)国会での法案成立状況を見守りつつ、例年通りの時期に刊行できるよう、更に使いやすくなるよう準備をしております。平成27年版から始めました、改正条の棒線表記も好評です。また、六法全書の追録は平成27年版から中止させていただきましたが、六法全書電子版閲覧サービスにて六法全書収録法令の改正情報をご案内しております。そちらも併せてご利用下さい。 (M)
雑誌編集部から……
道垣内正人=古田啓昌編『実務に効く 国際ビジネス判例精選』、小林明彦=道垣内弘人編『実務に効く 担保・債権管理判例精選』が刊行となります。今後もシリーズラインナップを増やし、実務市場への浸透を目指します。法学教室では学生の夏休みを意識した特集「将来を考える夏」(8月号)を進めています。学生が漫然と描く将来像がより具体的になるよう、先輩方から貴重なアドバイスやメッセージを寄せてもらいます。是非ご一読ください。 (K)
法律編集部から……
旧版刊行から半世紀近くの時を経て、『注釈民法(4)』の新版が刊行になります。
折しも、第189通常国会に民法(債権関係)の改正法案が提出されています。この法改正は、これまでの判例・学説を踏まえた現時点での立法的結論であるとされますが、本巻の記述内容は、連綿と続く学問的営為のまさに到達点であり、法改正後の解釈・運用においても必ずや参照さるべきものと思われます。どうぞご期待ください。 (T)
経済・人文編集部から……
神戸大学にMBAプログラムが開設されて、すでに25年以上。「神戸方式」といわれる教育法によって独自の地歩を築いてきました。その真髄が余すことなく盛り込まれた『人生を変えるMBA』が刊行されます。そして新シリーズのストゥディアからは『はじめての国際経営』『現代社会論』、さらに「障がい者制度改革」を問い直す『共生社会を切り開く』が刊行。引き続き、多岐にわたる書籍を出してまいります。ぜひ手にお取りください。 (S)
編集後記
本号より北田暁大先生・岸政彦先生の対談連載「社会学はどこからきて、どこへ行くのか」が始まります。第1回は「1990年代の「社会学」」。「社会学とは何か」という大きな話の前に、まず岸先生が北田先生の研究に関して質問を重ねていきます。同世代ならではの率直で踏み込んだやりとりが印象的で、次回以降の展開が楽しみです。
青島矢一先生の「経営学者が考える環境・エネルギー問題」が本号で終了します。経営学者は環境・エネルギー政策分野に対して、どのような貢献ができるのか? 本連載では、この骨太なテーマに関して、薄型TV、太陽光発電、地熱発電について調査を進め考察。環境・エネルギー政策において見落とされがちな側面が浮き彫りになり、それを経営学がどのように埋めることができるのかが説得的に示されたと思います。(M)