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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 明けましておめでとうございます。

 読者の皆様に支えられ、お陰様で平成26年も長い六法の歴史に1頁を加えることができました。昨年は、六法全書の電子版閲覧サービス開始、判例六法プロフェッショナルのアプリ発売など電子媒体を用いた施策を取り入れたことが大きな変革ですが、改正条の傍線表記など本造りでも工夫をしました。今年も新たな試みにチャレンジしてまいります。六法の歴史にどんな1頁を加えるか、ご期待下さい。 (K)

雑誌編集部から……

 新年早々、百選班は『民法判例百選ⅠⅡⅢ』刊行に向けてエンジン全開です。ジュリスト班はジュリスト2月号と論究ジュリスト冬号の作業が重なり、法学教室班も2月号・3月号は「判例セレクト」が付録となるため、正月気分は何処へやらのてんてこ舞いです。そして『平成26年度重要判例解説』の作業もピークを迎えています。部員が一生懸命なのも「皆様の期待に応えたい」の一心からです。本年も部員一丸となってがんばります。(K2)

法律編集部から……

 良き年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年の法律編集部の刊行予定書目を一覧しますと、本格的な大型書籍から軽やかな雰囲気のテキストブックまで、色とりどりのラインナップが揃い、楽しみが広がります。法科大学院と法学部教育の現状と将来が様々に語られるなか、私どもの出版物がどのような役割を担っていけるのか、模索する日々が続きますが、ご執筆の先生方と読者の皆様のお力を賜りつつ、引き続き努力を重ねてまいります。 (T)

経済・人文編集部から……

 いま盛んに議論されている再生可能エネルギーに関して「なぜ必要なのか」「いかなる導入法が望ましいのか」という問いに答える『再生可能エネルギーの社会化』が刊行です。地域社会のあり方への注目も高まっています。福井県を対象とした実地調査をもとに、「地方」からの日本社会の立直しを検討する『ローカルからの再出発』も刊行です。現代社会の課題に対して、学術的な視点から回答を導き出す著作を今後も刊行してまいります。 (S)

編集後記

 本号では鼎談「金商法の現在・過去・未来」を掲載。商法及び証券取引法等の分野において指導的な役割を果たしてきた河本一郎先生および大武泰南先生に川口恭弘先生がインタビューされました。

 中川淳司先生の連載「失敗は成功の元?――ベルリン滞在記」がスタート。ベルリンでの日常生活の失敗談や出会いについて、ユーモア溢れる筆致で綴ります。失敗を通じて浮かび上がる教訓も読みどころの1つで、とても説得力があります。

 一方、井上典之先生、春名麻季先生、志谷匡史先生のリレー連載「スポーツ法とEU法」が最終回を迎えました。EU法、特に「スポーツ法」の領域での議論の紹介を通じて、プロ・スポーツを日本で法的に検討するための視点を導き出した、斬新な内容の連載でした。

 法律・政治分野では3つのコラムも掲載しています。こちらもあわせてご覧ください。 (M)

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