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書斎の窓

 

編集室の窓

六法編集部から……

 消費税率が引き上げられました。子や孫の世代に負担を先送りしないためには仕方ないのかもしれません。

 六法編集部では、27年版の六法・2015年版の国際条約集の収録法令について、より良い商品をお届けできるよう、検討が本格化しています。重要な新法、収録希望の多い法令など、ページが増える要素が多いのですが、重い、厚い、高いとならないよう、知恵を絞っています。読者カード等からぜひご意見をお寄せ下さい。 (W)

雑誌編集部から……

 憲法記念日に合わせて、ジュリストでは毎年5月に憲法特集を組んできました。今年は、特定秘密保護法の成立や集団的自衛権に係る憲法解釈などをめぐり、国政等の場で憲法改正問題が例年以上にクローズアップされている状況にあります。論究ジュリスト2014年春号では「特集・憲法“改正”問題――国家のあり方とは」と題し、座談会と10本の論文で、憲法改正を巡る問題状況を理論的見地から徹底検証します。是非お読み下さい。 (T)

法律編集部から……

 新年度も落ち着いてきた頃かと拝察いたします。この春も、多くのテキストを読者の皆様のお手元にお届けすべく努めてまいりました。ご執筆いただきました先生方に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 菊池馨実著『社会保障法』が、間もなく刊行となります。超少子高齢社会を迎え、変革の波に洗われ続ける法分野ですが、現時点での最新の情報と著者の知見が盛り込まれた1冊です。ぜひお手にとってご覧ください。 (T)

経済・人文編集部から……

 政府の借金が約1000兆円――この重大な事態に至った経緯を理解するには、日本の財政を構造的に捉える必要があります。『日本財政の現代史』(全3巻)がこの難題に全力で挑みます。今月も、公共部門を理論的に捉える『公共政策の経済理論』、商業と公共政策を関連づける『商業まちづくり政策』、キャリア形成を説く『キャリアデザイン入門』、企業家を多面的に解説する『企業家学のすすめ』など目白押し。現代的課題に答えてまいります。 (S)

編集後記

 本号より2つの連載がスタートします。

 まずは奥野正寛先生の巻頭のことば「経済学とその周辺」です。第1回は「残念判決」というタイトルで、ご自身の大学における進路選択に即して、法学と経済学のアプローチの違いを論じています。

 福永有夏先生の「続・平和宮の平和でない? 日々」も始まります。国際仲裁を扱う機関として近年脚光を浴びる常設仲裁裁判所(PCA)。そこで法務官補佐として働かれた福永先生が、投資仲裁の舞台裏をご紹介します。

 また、前号に引き続き、特別企画「碧海純一先生を偲んで」を掲載。本号では「生涯の交流」と題して8名の先生にご寄稿いただきました。

 なお、昨年12月に刊行を開始した新しいテキストシリーズ「有斐閣ストゥディア」について、小社書籍編集部がその概要をご案内しております。次号では本シリーズの各書籍について著者の先生にご紹介いただきます。 (M)

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