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編集室の窓

六法編集部から……

 平成26年版「六法全書」がいよいよ3月14日に発売となります。今年から新しい試みとして、「六法全書」をお買い上げくださった方限定で昭和32年版から当年版までの「六法全書電子版」を無料でご利用頂けることになりました。パソコン等からのインターネット接続が必要となりますが、きっと皆様のお役にたつと存じます。紙とネットの「ダブル使い」をぜひご体験ください。詳しくはWEBで!(チラシもあります) (T)

雑誌編集部から……

 雑誌編集部からは、多くの新刊が刊行されます。その中でも、好評の法学教室ライブラリィ・シリーズが目白押しです。3月は、木村草太=西村裕一『憲法学再入門』、曽和俊文『行政法総論を学ぶ』、増井良啓『租税法入門』、三井誠=酒巻匡『入門刑事手続法 第6版』、4月は、佐久間毅=曽野裕夫=田髙寛貴=久保野恵美子『事例から民法を考える』、島田聡一郎=小林憲太郎『事例から刑法を考える 第3版』です。どうぞお楽しみに。 (G)

法律編集部から……

 法学部が不人気の傾向にあるようです。法曹を志望しない人には魅力が感じられにくいのでしょうか。法学を学ぶ意味、法学教育のあり方を再考する必要がありそうです。
 考える力を養い学ぶ楽しさへと導く新シリーズ・ストゥディアの法律分野第2号『民事訴訟法』が刊行間近です。出版を通じてどのように法学教育に貢献していくか。試行錯誤しつつ、様々な取組みを進めてまいります。 (Z)

経済・人文編集部から……

 年度の切り替えの時期ですが、新年度に向けて意欲的な新しいテキストが登場します。『犯罪・非行の社会学』は、犯罪や非行を私たちに身近なものとしてとらえ、犯罪・非行と社会との関係を考えていきます。『行動経済学』は、経済学と心理学とが交差する新しい領域、行動経済学の本格的なテキストです。現代社会における課題を深く探究する専門書、『人材サービス産業の新しい役割』『現代租税の理論と思想』にもご期待ください。 (S)

編集後記

 本号では2つの特別企画を掲載しています。1つめは「碧海純一先生を偲んで」。戦後日本の法哲学界の指導者のお1人である碧海先生について、「学問と思想」(本号)、「生涯の交流」(次号)を特集します。2つめは「デジタル社会の進展と研究・教育」。法律・経済・人文分野の先生に自由な切り口でご執筆いただきました。

 野田進先生の連載が本号で最終回を迎えます。任期、労働時間・休暇、非正規雇用など、大学教員の雇用・労働をめぐる重要なテーマについて、毎回踏み込んだ議論を展開。小説、映画などの話題がさりげなく織り込まれるのも印象的でした。

 酒井啓子先生の連載も終了します。「地域研究の楽しさ」を基軸に据えつつ、震災後の科学者に求められること、教育の「国際化」など、根源的な問いを投げかけました。国内外の研究者や学生、出張先で出会った女性など、登場人物も魅力的でした。

 両先生の連載は、小誌ウェブ版でも人気を集めています。 (M)

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