第3編 基礎理論 第1部 基本原則 Tax transitionと水平的公平/国家・市場・課税/パピーア『財政法上の法律留保とボン基本法の民主主義原則』/フランスにおける租税法律主義の原則:序説/財政と金融の法的構造 第2部 ソフトロー 法制度の効率性とソフトロー/自律的ルールの重要性/戦後日本における租税法の成立と発展/他法分野からの概念の借用と,規範意識/興銀事件/制度の効率性と租税 第3部 取引の意義 租税法における新しい事例研究の試み/情報,法,国家/科学技術と租税法 第4部 租税回避否認 フランにおける租税法の自律性の原則/租税法における事実認定と租税回避否認/タックス・シェルターからタックス・コンプライアンスへ:会社法と租税法の融合の必要性/アグレッシブな租税回避と会社法/一般的租税回避否認規定とナチスドイツ 第5部 租税手続 アメリカにおける租税調査権の概要/通達に反する課税処分の効力/納税者憲章と納税者権利章典/アメリカにおける酒類販売業免許制度/憲法84条と溯及 第4編 政策税制 第1部 租税法と経済学 租法における経済学的思考/国家活動と市場秩序/財政制度・租税制度の改革と法律家の役割/租税法におけるストックとフローの関係/「法と経済学」と日本法/課税とリスク 第2部 規 制 電子商取引と国際課税/国家による介入とその手法/公的システムの変革 第3部 経済政策の手法 政策法に関する一つの試論/経済的手法の意義と限界/環境税と「租税」概念/租税法と政策税制/環境政策の手法としての環境税/国家目的実現のための手法/経済的手法の法的統制に関するメモ/誘導的手法による公共政策 第4部 その他 税制改革の背景/震災復興と財政/資金調達に伴う課税/欧米4か国における政策税制の研究/暫定税率と財政規律/PPPは,課税の原則となりうるか/地域的に限定された法人税減税措置の法的問題点/法律学的に見た酒税のあり方 |