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海上保安法制の現状と展開

海上保安法制の現状と展開 -- 多様化する海上保安任務

海上保安制度創設75周年記念

奥脇 直也 (東京大学名誉教授),坂元 茂樹 (神戸大学名誉教授)/編


2023年06月発売
A5判上製カバー付 , 430ページ
定価 8,030円(本体 7,300円)
ISBN 978-4-641-22845-0


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緊迫する我が国周辺海域での外国公船への対応,排他的経済水域における外国漁船の違法操業への対応など,現在の海上保安法制の多岐にわたる課題を包括的に取り上げ,海上保安の現状と展開という観点で,国際法および国内法の側面から理論的に分析する。

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目次
  第Ⅰ部 日本周辺海域における海上法執行
 第1章 領海における海上法執行 第1節 中国海警法の管轄権行使への対応 第2節 領海内における無害でない通航を行う外国公船への対処 第3節 日本周辺の海峡と外国潜水艦の通航
 第2章 排他的経済水域と大陸棚における海上法執行 第1節 境界未画定海域における外国漁船への対処 第2節 沖ノ鳥島を基点とする排他的経済水域における外国海洋調査船への対応 第3節 小笠原周辺海域サンゴ漁業に関する海上法執行──国際法的側面 第4節 同──国内法的側面 第5節 日中韓の大陸棚境界の現状と課題
  第Ⅱ部 執行の対象となる海上活動
 第1章 海上犯罪の取締り 第1節 海賊対処法に基づく海賊対応とその後──国際法的側面 第2節 同──国内法的側面 第3節 北朝鮮安保理制裁措置と船舶に対する措置 第4節 瀬取りによる大量密輸等の海上犯罪への対処
 第2章 海難救助 第1節 外国船舶の領海内での海難救助行為 第2節 海難事故による外国籍船舶の火災と入港拒否 第3節 北朝鮮からの漂流・漂着船への対応
 第3章 海上法執行をめぐる新たな課題 第1節 中国海警法制定後の海上保安 第2節 中国海上民兵に対する法執行 第3節 海上保安庁と自衛隊の海上警備行動における連携──国内法的側面 第4節 同──国際法的側面 第5節 無人化技術と海上法執行
 第4章 海域利用と海上法執行整備の課題 第1節 IUU漁業問題への対応 第2節 海洋構築物の保護法制 第3節 海底電線・海底パイプライン保護法制 第4節 海洋保護区における取締り 第5節 領海基線の変化への対応 第6節 クルーズ船に対する管轄権 第7節 海上不正規移民と海上保安
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