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名宛人なき行政行為の法的構造 -- 行政法と物の法,序論的考察
行政行為論のこれまでとこれから
土井 翼 (一橋大学准教授)/著
2021年12月発売
A5判上製カバー付 ,
312ページ
定価 6,050円(本体 5,500円)
ISBN 978-4-641-22817-7
A Structual Transformation of Administrative Action
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“人の概念”を中核として把握されてきた日本の伝統的な通説に対して,行政行為を「特定の物的地位に対する規律」として理解することが可能であり,場合によってはそうした理解が必要であることを提示。行政行為論の視座転換を試みた意欲的論攷。
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序 章 第1節 課題の設定 第1款 公用開始行為の法効果 第2款 行政行為論 第2節 課題の確認 第1章 行政行為における名宛人と物 第1節 行政行為における名宛人 第1款 名宛人の存在しない行政行為? 第2款 不特定の名宛人に対する行政行為 第2節 行政行為における物 第1款 物権的行為 第2款 対物処分 第2章 法治国における対物的規律 第1節 一般処分論の成功 第1款 一般処分概念の形成 第2款 一般処分の実定化 第2節 対物行政行為論の蹉跌 第1款 公法における物の位置 第2款 対物行政行為論 第3章 客観法における名宛人の行方 第1節 客観法と法効果 第1款 Bordeaux学派の法行為論 第2款 条件行為概念の成立 第2節 対物行為としての行政行為 第1款 行政行為における「名宛人」 第2款 行政行為における「物」 終 章 第1節 検討の概要 第2節 行政行為論の視座転換
主要参照文献一覧 事項索引/人名索引/判例索引/条文索引
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