第1章 ヘイトスピーチと表現の自由 はじめに 1. 1 日本におけるヘイトスピーチ問題の歴史 1. 2 在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチ 1. 3 民事的救済および刑事処罰の可能性 1. 4 ヘイトスピーチ禁止を求める声の高まり 1. 5 ヘイトスピーチ禁止の合憲性 1. 6 提案されているヘイトスピーチ禁止は正当化されるか 1. 7 ヘイトスピーチ対策法および大阪市条例・川崎市条例の合憲性 1. 8 ヘイトスピーチの現在 結びに代えて 第2章 テロリズム促進的表現と表現の自由 はじめに 2. 1 テロリスト行為とテロリズム促進的表現 2. 2 各国のテロリズム対策 2. 3 違法な行為の煽動と表現の自由 2. 4 テロリズム促進的表現と表現の自由――アメリカおよびカナダとの比較 2. 5 テロリズム促進的表現と表現の自由――日本国憲法の下で 2. 6 政府とプラットフォームの共同規制 結びに代えて 第3章 リベンジ・ポルノと表現の自由 はじめに 3. 1 リベンジ・ポルノ 3. 2 リベンジ・ポルノをめぐる法律の状況 3. 3 アメリカの状況 3. 4 制定されている州法にみられる共通点と差異 3. 5 リベンジ・ポルノの公表禁止と表現の自由 3. 6 加害者の特定とサイト管理者の責任 結びに代えて 第4章 インターネット上の選挙活動の解禁と表現の自由 はじめに 4. 1 これまでの状況 4. 2 インターネット上の選挙活動の解禁 4. 3 ウェブサイト等を利用した選挙活動 4. 4 電子メールを利用した選挙活動 4. 5 有料広告 4. 6 選挙の公正さを確保するための課題 結びに代えて 第5章 フェイク・ニュースと表現の自由 はじめに 5. 1 アメリカ大統領選挙とフェイク・ニュース 5. 2 フェイク・ニュースと表現の自由――アメリカの場合 5. 3 フェイク・ニュースと表現の自由――カナダの場合 5. 4 虚偽の表現と表現の自由を考える 5. 5 虚偽の表現の拡散を振り返る 結びに代えて 第6章 「忘れられる権利」と表現の自由 はじめに 6. 1 「忘れられる権利」の展開 6. 2 日本における「忘れられる権利」 6. 3 「忘れられる権利」をどう考えるべきか 6. 4 「忘れられる権利」とグーグル 6. 5 「忘れられる権利」と裁判所の管轄権 結びに代えて |
※『朝日新聞』(2023年4月29日付朝刊)の読書面・記事「ひもとく 表現の自由と憲法」に掲載されました。紹介者は,鈴木秀美・慶応義塾大学教授。 |