第1部 現代財政の課題 1 シンポジウム 格差社会と財政の役割(橘木俊詔・大竹文雄・神野直彦・井堀利宏・西野万理) 2 現代財政の到達点と課題 現代租税論の到達点と課題(牛嶋正) 福祉国家と社会保障財政の課題(坂本忠次) 「アカウンタビリティ」の財政社会学(大島通義) 現代財政学の到達点と課題──地方財政研究の広がりと深まり(林宣嗣) 3 政府間財政関係の日韓比較 韓国財産税改革の政治経済学(Choe,Byeong-Ho〔訳〕別所俊一郎) 日本の政府間財政(持田信樹) 日韓の政府間財政関係とソフトな予算制約(鞠重鎬) 日韓分権改革の共通点と独自性(兪和) 日韓財政比較研究の課題(金澤史男) 第2部 研究論文 1 申告所得税における所得者別・所得階層別の再分配効果(深江敬志/望月正光/野村容康) 2 高齢者の地域間移動要因の実証分析(中澤克佳) 3 公営交通事業の効率化効果と要因の実証分析(金坂成通/倉本宜史/赤井伸郎) 4 税の所得弾力性の変化とそのマクロ経済への影響に関する実証分析(吉野直行/羽方康恵) 5 戦後地方債計画の形成(天羽正継) 6 1976年IMF危機下におけるイギリス政策思想の変容(佐藤滋) 7 米国インターネット課税問題と州間租税調整(篠田剛) 8 ブラジルの国債政策──為替と物価安定のための債務管理について(水上啓吾) |