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日本型学校システムの政治経済学 -- 教員不足と教科書依存の制度補完性
教科書無償給与制度はいかに成立したのか
大島 隆太郎 (日本学術振興会特別研究員)/著
2023年03月発売
A5判上製カバー付 ,
338ページ
定価 5,830円(本体 5,300円)
ISBN 978-4-641-17483-2
The Logic of Modern School System in Japan: Institutional Complementarity between Teachers and Textbooks
○在庫あり
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日本の教科書無償給与制度はなぜ,どのように成立したのか。比較制度分析の枠組みを援用しつつ,ゲーム理論による理論的な検討と,明治期からの歴史的な分析を通じて,無償給与制度が成り立っていった過程を描き出す。今後の教育システムの行方に示唆を与える。
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*電子書籍版を見る*※「『日本型学校システムの政治経済学』刊行記念・著者インタビュー」を,有斐閣書籍編集第2部noteで公開しています!
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第Ⅰ部 本書の枠組み 第1章 課題設定と本書の構成 第2章 分析枠組みの理論的整理 第Ⅱ部 日本型教育制度の概要と教科書制度の理論分析 第3章 日本型雇用慣行としての公立学校教員人事制度 第4章 教科書制度と教育課程制度の概要 第5章 教科書制度の理論分析①:所有者と費用負担のゲームモデル 第6章 教科書制度の理論分析②:採択制度の安定条件と制度間関係 第Ⅲ部 日本における近代学校制度の確立と教科書制度の選択 第7章 戦前の教員確保事情 第8章 戦前における教科書制度の確立過程と推移 第9章 戦後における教員の長期雇用化の実現 第10章 現行教科書制度への転換過程と安定化 第Ⅳ部 考察と結論:日本型学校システムの特質 第11章 日本型学校システムの特質と進化可能性 第12章 結 語
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※『日本教育政策学会年報』31号(2024年)に書評が掲載されました。評者は,牧瀬翔麻・広島修道大学助教。 ※『日本教育行政学学会年報』50号(2024年)に書評が掲載されました。評者は,木岡一明・教育テック大学院大学教授。 ※『教育学研究』(91巻1号)に書評が掲載されました。評者は,押田貴久・兵庫教育大学准教授。
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