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持続社会への環境論

持続社会への環境論 -- 「入会地の悲劇」を超えて

生活から考える循環システム

瀬戸 昌之 (東京農工大学名誉教授)/著


2009年12月発売
四六判並製カバー付 , 188ページ
定価 2,090円(本体 1,900円)
ISBN 978-4-641-17360-6


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やさしい入門書

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ごみは本当に不要な物か? どうすればごみは有用なものになるのかなど,生活に必要な物と不要な物を通して環境問題を科学的に解説。その循環を支えたり,時に阻害する社会の仕組みにも言及する。持続社会実現のための具体策を示す生活者の目線で考える環境論。
目次
第1章 「環境学」とは何か?
 人は社会と自然に支えられている
 「入会地の悲劇」
 エコロジーは環境学を語らない
第2章 地球を眺めてみよう
 変貌する地球の表層
 地球の誕生から現在まで
 土壌と微生物のやさしい話
 微生物による窒素の循環
 生物圏の単位
第3章 どのように都市を持続させるか?─区画モデル
 食料生産と環境保全は両立しない!?
 遷移から見た生態系の特性
 区画モデル
第4章 食料─飽食と飢餓
 食料の生産と分配の偏り
 農業の工業化
 WTOは何をもたらすか?
 飢餓の背景
第5章 水資源─何が問題か?
 多くても少なくても困る水
 流出の平準化
 きれいな水と汚れた水
第6章 ごみ─不要な物?
 ごみとは何か?
 日本のごみ処理行政
 ごみの資源化の課題
 EPR〔拡大生産者責任〕でごみ問題は解消する
第7章 エネルギーと地球温暖化
 二酸化炭素の排出と吸収
 地球温暖化は人による地球の歴史の逆流である
 再生可能エネルギーは二酸化炭素を増加させない
 入会地の悲劇を克服する
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