高齢化の経済学 | 有斐閣
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高齢化の経済学

高齢化の経済学 -- 地方分権はシルバー民主主義を超えられるか

「多数の専制」を回避するために

寺井 公子 (慶應義塾大学教授),アミハイ グレーザー (カリフォルニア大学アーバイン校特任教授),宮里 尚三 (日本大学教授)/著


2023年12月発売
A5判上製カバー付 , 238ページ
定価 4,400円(本体 4,000円)
ISBN 978-4-641-16623-3
The Economics of Population Aging: Can Fiscal Decentralization Constrain Silver Democracy?

財政・公共経済学

○在庫あり
書評等

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高齢化は経済成長にどのような影響を与えるのか? 高齢化の弊害を軽減するためには何が必要なのか? 高齢化が経済に与える影響を日米のパネルデータ分析から明らかにしたうえで,高齢者と若者の移住を促す地方分権が超高齢社会の処方箋となりうることを示す。

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目次
序 章 高齢化問題を考える視点──高齢化は経済成長を阻害するのか
第1章 高齢化と地方分権──人口移動とピア効果が促進する地方創生
第2章 日本のインフラ投資──高齢化は公共事業を減少させるか
第3章 日本の教育支出と福祉支出──長期的な便益か,短期的な便益か
第4章 アメリカの州レベルの政府支出──何が日米の差異をもたらすのか
第5章 地方法人課税への影響の日米比較──高齢者は法人税増税を支持するか
第6章 最低賃金への影響の日米比較──高齢者は最低賃金引き上げを支持するか
第7章 投票動機の再検討──世代間対立を超えられるか
終 章 地方分権と人口移動──「多数の専制」を回避できるか

書評等

※『ファイナンス』(2024年7月号)に書評が掲載されました。評者は,廣光俊昭・財務総合政策研究所客員研究員。
記事を読む(財務省ウェブサイト)
※『週刊エコノミスト』(2024年2月20日・27日合併号掲載)の「Book Review」に書評が掲載されました。評者は,井堀利宏・政策研究大学院大学名誉教授。
記事を読む(週刊エコノミスト Online)
※『宣伝会議』2024年3月号(No.989)の「BOOK INTERVIEW」に著者のインタビューが掲載されました。
※書斎の窓の「書評」にて,江口匡太・中央大学教授が本書を紹介しています。 →記事を読む

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