序章 計算を中核として組織化される経営実践──「見失われていた豊饒な地平」の再発見(國部克彦・澤邉紀生・松嶋登) 第1部 計算へのまなざし 第1章 計算が創る市場・組織・社会(國部克彦) 第2章 勘定と感情──会計実践における目的志向性と感情性(澤邉紀生) 第3章 市場取引の神々──計算と交換を支える制度ロジックスの超越と内在(松嶋登・早坂啓) 第2部 経営実践の検討 第4章 計算の銘刻としての会計──組織変化の理解に向けて(北田皓嗣) 第5章 イノベーションの駆動と会計計算──「計算の方程式」に着目した一考察(天王寺谷達将) 第6章 可視性の創造と変容──マテリアルフローコスト会計実践の時系列分析(東田明・國部克彦・篠原阿紀) 第7章 人材を計算可能にするアレンジメント──人材紹介を活用した中途採用の比較ケース・スタディ(矢寺顕行) 第8章 金融理論の実践──クレジット・スコアリングに基づいたアルゴリズミックな布置の日米比較(城田剛) 第9章 企業者の計算実践──事業計画の自己拡張と整合化(小川智健) 第10章 企業間取引の物質的実践──金属切削加工を可視化する計測機器(上西聡子・松嶋登・早坂啓) |
※『産業経理』77巻3号(2017年10月)に書評が掲載されました。評者は,岡本紀明・立教大学准教授。 |