ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション | 有斐閣
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ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション

ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション -- 半導体レーザーの技術進化の日米比較

「幹の太い技術を育てること」と,「多くの果実をとること」の間の関係を探る

清水 洋 (一橋大学准教授)/著


2016年03月発売
A5判上製カバー付 , 380ページ
定価 4,840円(本体 4,400円)
ISBN 978-4-641-16469-7
Innovations in General Purpose Technology: Technological Development of Semiconductor Lasers in the U.S. and Japan

経営学
経営史
イノベーション論
個別テーマの解説書

在庫なし
受賞 書評等

さまざまな技術・製品に応用できる汎用性の高い技術=ジェネラル・パーパス・テクノロジーは,どのように生み出され進化していくのか。そのイノベーションのパターンにスピンアウトがどのような影響を及ぼすのか,日米半導体レーザーの発展プロセスから明らかにする。
目次

第1部 幹の太い技術とその果実:事例研究の準備
 第1章 研究目的と分析枠組み
 第2章 理論的背景
 第3章 イノベーションの測定とデータ
 第4章 レーザーの基本原理と半導体レーザー
第2部 日米の半導体レーザーの研究開発と事業化:誕生,キャッチアップ,スピンアウト
 第5章 半導体レーザーの誕生
 第6章 日本企業のキャッチアップ
 第7章 通信用をめぐる競争
 第8章 新しい市場を目指して
 第9章 赤から青へ
 第10章 技術の軌道上での企業の戦略的な行動
 第11章 産業構造の変化
第3部 アメリカと日本のイノベーションのパターン:幹の太い技術とその果実,知識の継続性を保つ異なるメカニズム
 第12章 スピンアウトとイノベーションのパターン
 第13章 おわりに
補論 1 科学における人的資源の重要性
補論 2 アメリカで事業化が進んだ日本生まれの技術:VCSEL
補論 3 ハイパワーレーザー
付録 1 半導体レーザーの技術開発が受賞した代表的な賞/2 聞き取り調査リスト

受賞

2017年度(第33回)組織学会高宮賞(著書部門)
2016年度(第59回)日経・経済図書文化賞

書評等

※『社会経済史学』83巻4号(2018年)に書評が掲載されました。評者は金容度・法政大学教授。
※『企業家研究』14号(2017年)に書評が掲載されました。評者は生稲史彦・筑波大学准教授。
※『HQ』(一橋大学広報誌)2017年夏号~の「時代の論点」で,著者の清水先生による「ジェネラル・パーパス・テクノロジーを巡るスピンアウトとイノベーション」という記事が掲載されました。
※『組織科学』50巻3号(2017年)に書評が掲載されました。評者は松本陽一・神戸大学准教授。

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