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現場の情報化

現場の情報化 -- IT利用実践の組織論的研究

情報技術と組織の実践的把握

松嶋 登 (神戸大学准教授)/著


2015年06月発売
A5判上製カバー付 , 402ページ
定価 5,500円(本体 5,000円)
ISBN 978-4-641-16459-8
The Infomatics Embedded in Workplace Practice: Organizational Approach for IT-use Practice

組織論
個別テーマの解説書

在庫なし
受賞 書評等

経営の情報化は,仕事実践や他者との協働をどう変化させるか。また研究者は,その実践にいかに関与するか。周密な先行研究レヴューと,実践との接続を意識した現場リサーチにより,情報経営研究の学問的アイデンティティの探求を通じて,経営学の立脚点を問い直す意欲作。
目次
第1章 情報経営研究の学問的アイデンティティ
 第1部 文献レヴュー
第2章 経営の情報化再訪
第3章 先行研究の批判的検討
第4章 研究者の分析実践
 第2部 リフレキシブ・リサーチ
第5章 テレワーク導入を通じた反省的意識の喚起
第6章 企業ウェブ開設を通じた政治の再創造
 第3部 ポリティカル・リサーチ
第7章 都立府中病院における電子カルテ導入事例─電子カルテの利用を通じた医療実践の再構築
第8章 専門化された集団による協働体系の調整─電子カルテに媒介された医療実践を通じた組織変革
第9章 都立病院を対象とした計量的モノグラフ
第10章 解釈主義のポリティクス

受賞

2016年度 日本情報経営学会 著作賞
2015年度 経営学史学会賞・著書部門

書評等

※『組織科学』第49巻第4号(2016年6月)に書評が掲載されました。評者は,竹田陽子・横浜国立大学教授。

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