はしがき グローバリゼーションと租税国家の危機(宮本憲一) 序 章 現代の租税論をめぐって(諸富 徹) 第1部 支出税と所得税の交錯 第1章 支出税論の源流:ホッブズ・ミル・ピグー(菊地裕幸) 第2章 フィッシャーの「支出税」の特徴と意義(松田有加) 第3章 カルドア『支出税』の理論と特徴(高山 新) 第4章 ヴィックリーの支出税論(宮本章史) 第5章 カーター報告の現代的意義(藤 貴子) 第2部 現代支出税論の展開 第6章 アンドリュースによる「現代的支出税」構想(諸富 徹) 第7章 ミード報告とイギリス型支出税(川勝健志) 第8章 アメリカの消費ベース課税思想:1990年代以降の議論を中心に(吉弘憲介) 第9章 経済活動のグローバル化と法人課税:マーリーズ・レビューを素材に(野口 剛) 第10章 現代付加価値税の論理と課題:マーリーズ・レビューの検討を中心に(篠田 剛) 終 章 課税ベースの選択と現代租税論の課題(鶴田廣巳) |
※『経済』2014年11月号に書評が掲載されました。評者は梅原英治・大阪経済大学教授。 |