序 章 渋沢栄一の人づくりに注目する理由(橘川武郎) ──後発国工業化への示唆と資本主義観の再構築 第1章 「合本」資本主義と高等教育への反映 ──東大・早稲田・一橋への支援(島田昌和) 第2章 道徳経済合一説の真意 ──東京高等商業学校での講話から(田中一弘) 第3章 教育支援活動の持続性(飯塚陽介) ──東京高等商業学校への影響力の基盤とその変化 第4章 商業教育制度の発展と私立商業学校への支援(島田昌和) ──京華商業学校を中心として 第5章 中等商業教育の普及と公立商業学校(山藤竜太郎) ──横浜商業学校・名古屋商業学校とのかかわり 第6章 女子高等教育による新しい社会と家庭の実現(山内雄気) ──日本女子大学校に対する支持と尽力 終 章 資本主義・人本主義・合本主義(橘川武郎) ──日本的経営の再生も視野に入れて |