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近代大阪の産業発展

近代大阪の産業発展 -- 集積と多様性が育んだもの

なぜ日本経済を牽引できたのか

沢井 実 (大阪大学教授)/著


2013年05月発売
A5判上製カバー付 , 416ページ
定価 6,050円(本体 5,500円)
ISBN 978-4-641-16407-9
Industrial Development in Modern Osaka

経営史
経済史

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大阪の代名詞「東洋のマンチェスター」「商都」では収まりきらない産業発展のプロセスについて,「機械工業」「雑貨産業」「公設試験研究機関」の視角から綿密に検証する労作。諸産業の集積と多様性を育み,アジアで先駆的に産業発展を遂げた姿を描き出す。
目次
序 章 近代大阪における産業発展の諸相
第1部 機械工業の展開
 第1章 明治中後期の機械工業/第2章 第1次世界大戦期の機械工業/第3章 1920年代の機械工業/第4章 1930年代の機械工業/第5章 戦時下における工場集積地の形成--大阪府布施市高井田地区の事例
第2部 輸出雑貨工業の展開
 第6章 1910年代の輸出雑貨工業--ブラシ・貝ボタン・琺瑯鉄器/第7章 1920年代の輸出雑貨工業--歯ブラシ・貝ボタン・琺瑯鉄器/第8章 1930年代の輸出雑貨工業--歯ブラシ・貝ボタン・琺瑯鉄器
第3部 公設試験研究機関の活動
 第9章 戦間期の大阪市立工業研究所/第10章 戦前・戦中期の大阪府立産業能率研究所と大阪府立工業奨励館/第11章 太平洋戦争後半期における大阪府生産増強推進隊の活動/付 論 ある能率技師の戦前・戦中・戦後--園田理一の活動を中心に
終 章 産業発展の諸条件--産業集積・製造問屋・公設試験研究機関

書評等

※『地方自治職員研修』2013年11月号の「BOOKS」に掲載されました。
※『週刊エコノミスト』2013年10月8日号の「BOOK REVIEW」で取り上げていただきました。評者は橘川武郎・一橋大学教授。

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