教養としての経済学 | 有斐閣
HOME > 詳細 > 教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために

教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために

経済学の醍醐味をフルコースで味わう

一橋大学経済学部/編


2013年02月発売
四六判並製カバー付 , 324ページ
定価 1,980円(本体 1,800円)
ISBN 978-4-641-16404-8
Economics for the Young

学習・研究法
経済理論 > 経済学概論
やさしい入門書

○在庫あり
書評等

ご購入はこちらから オンラインショップ

※「在庫あり」の商品でも,各ネット書店で在庫がない場合がございます。その場合は,最寄りの書店に直接ご注文ください。


経済学とはどんな学問なのか─高校3年生や大学新入生に向けて,一橋大学経済学部の教員が平易な言葉で語りかける。経済問題,理論,歴史,学習法を通して,経済学を学ぶ中で培われる思考法が,人生における困難を克服するための力となりうることを示す。

著者の齋藤誠先生が,本書の刊行にあたって『書斎の窓』(2013年3月号)にお寄せくださいましたエッセイをアップいたしました。
目次
第1章 大きな社会問題,身近な経済問題
 経済成長と個人の成長
 賛否両論のTPP--二分法に陥らず本質を理解しよう
 なぜギリシャを日本が助けなければならない?--国際金融危機とその解決法を探る
 どうして貧困なのか?--制度設計の問題として捉えよう
 日本の財政について考える
 「大学生が多すぎる」は本当か?
 今の医療でいいの?--より時代のニーズにあった医療制度を考えよう
 廃棄物の値段はどう決まる?--経済学が見落としがちな「モノの世界」
 イノベーションをどのように促進するか?
第2章 経済学的な発想とは?
 効率とは? 格差とは? 衡平とは?
 需要と供給の世界--ミクロ経済学への誘い
 経済全体を丸ごとつかむ!--マクロ経済学への誘い
 協力の科学としての経済学--ゲーム理論への誘い
 社会をデザインする--腎臓移植で考えるマーケットデザイン
 為替レートの決まり方--為替で確実に儲ける方法!?
 変動するものの価値を評価してみよう
 公正かつ自由な競争とは何か?
 増税も国債も同じこと?
第3章 歴史の中の経済社会
 歴史の中の私たち--グローバルな視座と社会の律動
 上海経済の170年--土地制度と都市開発をめぐって
 経済成長の光と陰--家計簿から見た中国の較差問題
 電力が変える経済社会の風景--ベル・エポックのドイツ都市
 温泉資源から見た資源利用の歴史
 貨幣鋳造収入で平城京の造営費用を賄った!?
第4章 プロフェッショナルにとっての経済学
 なぜ,数学を学ぶのか?--私たちとその世界を発見するために
 なぜ,統計学を学ぶのか?
 なぜ,古典を学ぶのか?
  スミス『国富論』とマルクス『資本論』を紐解いてみよう
  J.S.ミル:競争と言論の作法を説いた経済学者
 道具としての外国語--大学4年間で中国語を自らの「力」にしよう
 学問への誘い
  英語の楽しみ
  番外:限定的な英語能力の逆手の取り方
  統計学の考え方
  数学の楽しみ
  番外:生き抜くための数学・統計学
 政策のプロフェッショナルにとっての経済学
  大学で学んだ経済学を、実務の仕事でどう生かす?

書評等

紀伊國屋書店「2014年分野別年間ベストセラー」の『経済』分野で第3位になりました。
※『週刊ダイヤモンド』2014年6月21日号「目利きのお気に入り」で鈴木寛之さん(八重洲ブックセンター八重洲本店)に取り上げていただきました。
※『PHP Business THE21』(2014年5月号)の「私が売りたいこの一冊」欄で内田俊明さん(八重洲ブックセンター八重洲本店)に取り上げていただきました。
※『毎日新聞』2013年12月15日朝刊の「2013この3冊」欄で大竹文雄・大阪大教授に取り上げていただきました。
※『週刊エコノミスト』2014年10月29日号の特集「勝ち抜くための経済学」で紹介されました。
※『週刊ダイヤモンド』(2013年4月20日号)の「書林探索」欄で取り上げていただきました。評者は福田慎一・東京大学経済学部教授。
※『週刊 東洋経済』(2013年3月23日号)のReview欄で紹介されました。

Copyright©YUHIKAKU PUBLISHING CO.,LTD. All Rights Reserved. 2016