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経済発展と両替商金融

近代日本経済史研究にインパクトを与える最新業績

石井 寛治 (東京経済大学教授)/著


2007年07月発売
A5判上製カバー付 , 300ページ
定価 4,840円(本体 4,400円)
ISBN 978-4-641-16299-0


経済史 > 経済史その他

在庫なし

両替商の経営史料を綿密に分析し,近世日本の特権的商人=高利貸資本が明治維新の過程で蓄積基盤を転換する事実を明らかにするとともに,資本主義化における「商人的対応」の成功が日本資本主義にいかなる特質を刻印したかを問う,学界注目の最新研究。
目次
序 章 問題の所在
第1章 大坂両替商と手形取引
 一 課題と方法
 二 中規模両替商と手形取引
 三 三井大坂両替店の手形差引
 四 廣海家の手形取引
 五 手形取引の断絶と再編
第2章 京都両替商の商人金融
 一 課題と方法
 二 京都商人の経済活動
 三 万屋甚兵衛家の両替商経営
 四 万甚と小林吟右衛門家の取引
 五 京都両替商の行方
第3章 三都を中心とする為替取引
 一 課題と方法
 二 為替取引の実際
 三 西京為替会社の為替取引
 四 三井両替店の為替取引
 五 両替商丁吟の為替取引
 六 三都と地方との為替取引
 七 為替ネットワークの存続
第4章 両替商から銀行へ
 一 課題と方法
 二 大坂・江戸の有力両替商の行方
 三 平瀬家による第三十二国立銀行の設立
 四 浪速銀行の島津・松方系銀行への変容
 五 両替商系銀行の経営者
終 章 結論と展望
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