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賛同・許容・傍観された自民党政治

なぜ安倍政権は長期政権となったのか

淺野 良成 (関西大学助教)/著


2024年03月発売
A5判並製カバー付 , 196ページ
定価 3,850円(本体 3,500円)
ISBN 978-4-641-14949-6
Supporters, Tolerators, and Fence-sitters: Responses to the LDP Government in the 2010s

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7年8カ月に及ぶ憲政史上最長政権となった第2次安倍政権は,2012年以降の国政選挙でいずれも勝利を収めてきた。その間,自民党所属議員の右傾化が進んだが,同時期に有権者の右傾化は必ずしも確認されない。有権者はなぜ,民意から離れるように右傾化した自民党に政治を委ね続けたのか。本書は,東大朝日調査を中心としたさまざまな世論調査データを用いてこの謎を解き明かす。

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目次
序 章 2010年代の自民党政治をめぐる謎
 第Ⅰ部 政策位置の実態と認知
第1章 自民党議員の政策位置
第2章 有権者から見た自民党の位置
 第Ⅱ部 自民党政治を支えた有権者
第3章 右派層からの賛同
第4章 自民党との乖離の許容
第5章 中道層の傍観
 第Ⅲ部 巧妙化した自民党の人事
第6章 人事パターンの変容
第7章 政務三役に表れるバランス感覚
終 章 2010年代の政治から何を学ぶか

書評等

※『週刊読書人』(2024年7月26日号)の「2024年上半期の収穫から」で取り上げられました。紹介者は,杉谷和哉・岩手県立大学講師。
※『図書新聞』第3649号(2024年7月27日号)の「2024年上半期 読書アンケート」で取り上げられました。紹介者は,竹中佳彦・筑波大学教授。

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■オンライン付録
※このオンライン付録では,紙幅の都合で本書に掲載しなかった情報を掲載しております。具体的には,分析で用いた世論調査の質問文・回答の選択肢,記述統計,回帰分析の結果の詳細,本書の分析を仮定の異なる統計モデルで推定した場合の頑健性チェックを掲載しております。より詳細な分析結果をご覧になりたい方はぜひこちらもご覧ください。

■本書の分析再現ファイル
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内容はRの分析コードと使用したデータです。ただし,フリーで公開されていないデータについては除いております。

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