序 章 基本概念─行為と組織 1 民法と民法学──民法を学ぶのか,民法学を学ぶのか 2 ロースクール教育と法学部教育──何を目指すべきか 第1章 基本概念─行為と阻止区 3 法律行為と法秩序──何が規範を創りだすか 4 時効の存在理由──時効制度をいかに説明するか 5 法人とは何か──民法に規定は不要か 第2章 人と家族─主体と支援 6 嫡出推定──何のための制度か 7 内縁──婚姻はどうなるのか 8 成年後見・扶養──家族の限界はどこにあるのか 第3章 物権・不法行為─支配と救済 9 物権変動の法的構成──何が問題なのか 10 過失と違法──何のための議論か 11 損害──もうひとつの不法行為法へ 第4章 債権・契約─交換と実現 12 債務の構造──債権法学説は何を目指したのか 13 瑕疵担保──契約法学説は何を目指すか 14 不動産賃借権──時代の変遷とともに 15 債権譲渡──債権の財産化 16 債権者代位権・詐害行為取消権──変遷する制度趣旨 第5章 担保・相続─安定と継続 17 抵当権と利用権──近代的抵当権論をめぐって 18 遺言による相続──なぜ遺言は増えているのか 補 章 法学の方法─参与と観察 19 法解釈の意義と方法──法律家は何をしているのか 20 法律学の対象と方法──法学者は何をしているのか |