第1部 中国民法の現在─日本法との対比 日本民法典編纂に際しての困難な問題─「慣習」の扱い方を中心に/民法における「人」─人間と「法人格」/非営利団体・非営利法人の立法─日本法の轍を踏むな/物権と債権─立法の基本に立ち戻って/中韓日民法制度同一化の諸問題/日本民法の錯誤─規定・学説判例・立法論/日本の民法学者から見た中国物権法/民法典の体系及び人格権について/民法典における不法行為の体系─将来の不法行為法に向かって (付録)A日本民法学史概観─戦後日本の民法学の検討の前提/B日本と中国の文化関係の歴史/C我妻民法学の地位─21世紀に向かっての意義/D民法典の体系について 第2部 日本民法学の現在─教育と研究 法科大学院における民法教育のあり方/法教育の幾つかの問題─民法を中心にして/日本の民法学─ドイツおよびフランスの法学の影響/日本における民法学の発展と法学研究者の養成 (付録)E故鈴木禄彌会員追悼の辞/F故加藤一郎会員追悼の辞 第3部 日本民法典の100年とフランス民法典の200年 民法典の100年と現下の立法問題/家族法は個人の法律か,団体の法律か/「消費者契約法(仮称)の具体的内容について」を読んで/日本民法典の全面改正/フランス民法典の日本に与えた影響/日本の民法典・民法学におけるコード・シヴィルの影響 (付録)G1998年と日本民法典─民法施行100年と「第3の法制改革期」/H日本民法の百年とアジアの民法─日本の経験とアジアの法制度確立への国際協力 |